ドイツ新型コロナ影響で16日から学校閉鎖

[ベルリン 13日 ロイター] – ドイツのメルケル首相は13日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため16日から制限措置を強化し、大半の商店の営業を禁止すると発表した。少なくとも来年1月10日まで実施する。
メルケル氏は16州のトップとの会談後、記者団に対し「より軽い措置を望んでいたが、クリスマスの買い物で社会的な接触が著しく増加した」と制限強化の理由を説明。「緊急に対応する必要がある」と述べた。
16日以降も営業が認められるのは、スーパーマーケットや薬局、銀行など必要不可欠な店舗のみで、美容院などは営業禁止となる。学校も原則閉鎖される。
政府は影響を受ける企業に対し、1カ月当たり総額約110億ユーロ(133億ドル)の支援を行う。ショルツ財務相は、休業を強いられた企業に固定費の最大90%、もしくは最大で月50万ユーロを給付すると明らかにした。
ドイツは過去6週間、部分的なロックダウン(都市封鎖)を実施し、バーやレストランを閉鎖する一方、小売り店の営業や学校の授業は継続してきた。ただ、感染拡大が続く中、一部の地域はすでに制限を強化していた。
バイエルン州のゼーダー首相は「ロックダウン・ライトは効果を生んだが、不十分だった」とし、「状況は制御不能になっている」と警鐘を鳴らした。
メルケル、ゼーダー両氏は、来年1月10日から経済を再開できるか判断するのは時期尚早だとした。
ドイツではこのところ、1日当たりの新規感染者数や死者数が過去最多を更新している。 ロベルト・コッホ研究所が13日に公表したデータによると、国内の感染者は2万0200人増加し、累計で132万0716人となった。死者は321増の2万1787人。

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