
10月16日最新
兵庫県尼崎市のマンション敷地内で医療系事務員森本彩加さん(28)が刺殺された事件で、県警は16日、現場からバイクで逃走した森本さんの顔見知りとみられる30代の男を同県西宮市内の関係先から任意同行した。事件に関与した疑いあるとみて事情聴取する。
兵庫県尼崎市昭和通4のマンション敷地内で15日夜、若い女性が刺されて死亡した事件で、兵庫県警は16日、女性はこのマンションに住む医療事務員(28)だったと発表した。目撃証言から女性を刺して逃走した男は20〜30代とみられ、女性の背中などには複数の刺し傷があった。県警は男が森本さんの知人で強い恨みをもって女性を襲った可能性があるとみて調べる。
県警は同日、尼崎南署に捜査本部を設置。捜査本部などによると、男は上下とも黒っぽい服装だったという。男は現場から凶器を持ったまま、黒色のスクータータイプのバイクに乗り、マンションが隣接する国道2号を西に逃げたとされる。
捜査関係者によると、捜査本部は周辺の防犯カメラの映像などを解析。兵庫県内で逃走に使われたとみられる血痕の付いたバイクを発見して押収し、男の行方を追っている。
事件は15日午後8時20分ごろ、同市昭和通4にあるマンションの駐輪場近くで発生。女性が背後から刃物のようなもので襲われているのを、通行人が目撃した。男はその際はヘルメットをかぶっていなかったという。女性は病院に運ばれたが約1時間後に死亡が確認された。現場には女性のかばんが残され、帰宅時だったとみられる。
現場は阪神尼崎駅の北西約350メートルにある国道2号沿いで、マンションや飲食店などが立ち並ぶ商業地域。
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