【悲報】エバーグランデ・グループがデフォルト「破綻」世界、日本への影響や 

中国第2位の不動産デベロッパーである中国エバーグランデ・グループは、9月に2つの債券の利払いを不履行にし、10月にも30日間の猶予期間が終了しました。しかし、猶予期間が終了する直前に、利払い疑惑の噂が流れ、世間を欺くことになりました。海外のメディアもその噂を鵜呑みにしていました。ただ、DMSA(Deutsche Marktscreening Agentur:ドイツ市場審査機関)だけは、その時点ですでにデフォルト(債務不履行)を認識しており、世界で最も負債の多い企業であるエバーグランデの倒産が、最終的には「グレート・リセット」、すなわち世界の金融システムの最終的な崩壊につながる可能性があることを調査で証明したのである。

10月に入り中国の不動産業界では、恒大集団(エバーグランデ)などが発行してきたドル建て社債などの元利金の支払い遅延が日増しに増加している。過去、世界各国で起きたバブル崩壊の事例では、まず不動産業界で資金繰りに行き詰まる企業が増え、本格的なデフォルトが発生する。中国経済が急減速すると、2015年に起きた「チャイナショック」の再来というべき負の影響が、世界的に波及すると予想される。(法政大学大学院教授真壁昭夫) ● 中国の不動産業界が下降局面 世界経済にマイナス要因  中国の不動産業界で、いよいよバブル崩壊が現実味を帯びてきた。大手の恒大集団(エバーグランデ)に続き、いくつかのデベロッパーのデフォルト懸念が一段と高まっている。これまで経済成長を支えた不動産業界が、下降局面を迎えることは、中国経済全体にとって潮目が変わることになるだろう。それは、世界経済にとっても無視できないマイナス要因になるはずだ。  今後、エバーグランデなどが本格的なデフォルトに陥り、中国内外の社債投資家、国内の理財商品などにマイナス影響が及ぶ恐れがある。その影響は、二つの経路を通って世界経済に影響を及ぼすと考えられる。

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