【旭川中2いじめ自殺】亡くなった広瀬爽彩(ひろせさあや)さん本人の心情がつづられたTwitter文章全文公開

「いじめを受けていました」旭川市中2死亡”いじめ”問題…本人がSNS投稿 状況や心情つづる【全文】

北海道旭川市で2021年3月、女子中学生が遺体で見つかり、背景にいじめがあった疑いがあるとして第三者委員会の調査が続いている問題で、女子中学生が自らツイッターに「いじめを受けていた」ことを投稿していたことがわかりました。

この問題は2021年3月、旭川市内の公園で当時中学2年生だった広瀬爽彩さん(当時14)が凍死しているのが見つかったもので、旭川市教育委員会は同年4月に「いじめの重大事態」と認定。同年5月以降、第三者委員会を設置し調査を進めています。

 広瀬さん本人が残した詳細な状況や心情が綴られた記録が明らかになるのは初めてです。

 関係者によりますと、このツイッターへの書き込みは2020年5月21日に匿名のアカウントを使って投稿していたもので、計14回確認されています。

中学校に入学し、テストの成績がよかったことから始まり、「先輩」と関わる中で自分が変化していく様子。コンビニエンスストアで飲食代を負担させられることや、わいせつな行為を画像で送るよう強要され、断ったものの要求され「途中から羞恥心なんてありませんでした」と感じるようになったこと。

 ある日「今までのことをばらす」と言われ、「何かの糸が切れてブチ切れてしまった」ものの、何もできなかったこと。

 川に入り自殺未遂をした際「死にたくもないのに死ぬとか言うんじゃねぇよ」と言われたこと。

 転校後、居場所がなくなり「ネットに籠る(こもる)」ようになり、多くの人に相談し何も実行できず、「私以外何も悪くない」と感じるようになった心情などがつづられています。

以下、広瀬さんの公開された書き込みの全文です。(一部中略、修正、投稿ごとにまとめています)

私は前の学校でいじめを受けていました。酷いものなのかも私には分かりません。辛いかももう分かりません。でも私の中に深く残っていることは確かです。その時の話をしたいと思います。まず私はその時。中学生になりたての中一でした。勉強は学校始めたてのテストで学年5位でした。私の唯一の誇り。

色々な人と少しずつ関わっていくと共にとある先輩たちとも関わることがありました。その先輩たちと仲良くしようと私は頑張りました。でもどこからか変わっていくのに私は気が付きませんでした。いつの間にかコンビニに行くときは私が全部払う。
私は買ったお菓子をあまり食べない。みんなに分ける。

いつの間にか先輩たちに頼まれてわいせつ行為まで見せることになってました。私は最初断りました。でも先輩のお願いだからと頑張って見せました。そしたらまた言われました。写真や動画も要求されることもありました。途中から羞恥心なんてありませんでした。何が何だかわかりませんでした。

途中から先輩たちといることがとても増えました。先輩たちと遊んでいると塾にも行けませんでした。なぜかと言うともっと遊ぼうと言われてしまって、断ることが出来なかったからです。断り方が上手くわかりませんでした。私は何もかもわからなかったのかもしれません。でもそれさえも分かりません。

先輩たちといていちばん大変だったのは、塾に行けた時です。先輩たちに奢る(おごる)お金は塾に行った際のご飯と飲み物代などだったので、飲み物も、ご飯もほとんど自分用は買えませんでした。(中略)
それも私は先輩たちといるためにとにこにこしながら払っていたと思うと

とても自分で自分が恐ろしいです。ある日私が先輩たちと遊んでいた時、とある先輩が今までのことをばらすと言ってきました。それで私は何かの糸が切れて、その先輩にブチ切れてしまいました。でもその先輩は男の人だったので何もできませんでした。(中略)

(中略)その時(中略)先輩(中略)が、「死にたくもないのに死ぬとか言うんじゃねぇよ。」と言いました。その時私はもう死にたくて死にたくて仕方がなかったのに。言われてしまいました。

その時川の近い公園だったために私は川に入りました。その時に学校に電話して迷惑かけてごめんなさいと言いました。すぐに学校の先生が駆けつけて引きずりあげられて、(中略)入院してました。(中略)

(中略)
その時に引っ越しをして頑張って新しい学校に慣れようとしました。でも無理でした。

前みたく上手く話せなくなってました。同世代がとても怖かった。私はいつの間にか不登校になっていました。それから頑張って色々なことを笑って話そうとしてました。でも上手く笑えませんでした。居場所のない私はよくネットに籠るようになりました。本当に何もしなくなり、何も出来なくなりました。

勉強も今は遅れが酷くて何も分かりません。分かろうとも思えません。頑張らなきゃという気持ちだけが空回りしてる感じでとても気持ちが悪いです。いじめを受けたのは3ヶ月程なのに、もういじめを受けてから1年たちそうなのに私は何もできません。何もかもが怖くて怖くてたまりません。

何も分からない。分からないことが怖い。何も知らない。知らないことが怖い。何も察せない。察せないことが本当に嫌だ。どうしたらいいのかももう分かりません

色々な人に色々なことを聞いて来ました。でも私には何も実行できなかった。それは全て私のせいです。私が悪くて私以外何も悪くない。先輩たちがいじめをしてきたのもきっと私が悪いように思えます。私は何も出来ていなかったのだから、当たり前なのではないかと思ってしまいます。

そんな私でも良いという人が1人でもいるなら私はネットにいようと思います。
でもそんな物好きいるのかも知りませんがw

これを受け母親は、以下のようにコメントしています。
 
【広瀬爽彩さんの母親のコメント】
爽彩は、周囲の友だちや知り合いに、学校に行けなくなったことを相談していました。まわりからは、学校に行きなよ、と励ましてもらっていたようです。

でも、爽彩はどうしても学校に行くことができませんでした。友だちやまわりの皆さんに、なぜ学校に行けないのか理解して欲しいという願いを込めて、自分のツイッターに、いじめを受けたときの辛い気持ちを書き込んだのだと思います。 

どんないじめを受け、どれほど深く傷つき、悩み苦しんでいたのか。このツイッターには、そのときの思いが残されたままです。

多くの皆さんに、爽彩の気持ちに寄り添って頂けたらと思います。

調査を進めている第三者委員会では学校や生徒などの関係者から聞き取り調査を終えていて、今後内容を精査し、3月末までには一定程度の事実関係を明らかにしたいとしています。

UHB 北海道文化放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4bd134b64c9d2fa0fa1bd5eabf12237c0bc686b

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