合格率
保育士試験の合格率は19%〜25%ほどで、一般的な資格試験と比べると難易度は高いと言えます。 また、筆記試験が9科目あり、それぞれ6割以上の点数を取らないと合格できないということが、受験者にとって大きな壁になっているようです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和元年度 | 77,076人 | 18,330人 | 23.78% |
令和2年度 | 44,914人 | 10,890人 | 24.25% |
試験内容
一次試験(筆記試験)
筆記試験の科目は全部で9つあります。筆記試験の出題科目と、科目別の内容を以下にまとめました。
教科 | 内容 |
---|---|
1.保育原理 | ・保育の意義及び目的 ・保育に関する法令及び制度 ・保育所保育指針における保育の基本 ・保育の思想と歴史的変遷 ・保育の現状と課題 |
2.教育原理 | ・教育の意義、目的及び子ども家庭福祉等との関連性 ・教育の思想と歴史的変遷 ・教育の制度 ・教育の実践 ・生涯学習社会における教育の現状と課題 |
3.社会的養護 | ・現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷 ・社会的養護の基本 ・社会的養護の制度と実施体系 ・社会的養護の対象・形態・専門職 ・社会的養護の現状と課題 |
4.子ども家庭福祉 | ・現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷 ・子どもの人権擁護 ・子ども家庭福祉の制度と実施体系 ・子ども家庭福祉の現状と課題 ・子ども家庭福祉の動向と展望 |
5.社会福祉 | ・現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷 ・社会福祉の制度と実施体系 ・社会福祉における相談援助 ・社会福祉における利用者の保護に関わる仕組み ・社会福祉の動向と課題 |
6.保育の心理学 | ・発達を捉える視点 ・子どもの発達過程 ・子どもの学びと保育 |
7.子どもの保健 | ・子どもの心身の健康と保健の意義 ・子どもの身体的発育・発達と保健 ・子どもの心身の健康状態とその把握 ・子どもの疾病の予防及び適切な対応 |
8.子どもの食と栄養 | ・子どもの健康と食生活の意義 ・栄養に関する基本的知識 ・子どもの発育・発達と食生活 ・食育の基本と内容 ・家庭や児童福祉施設における食事と栄養 ・特別な配慮を要する子どもの食と栄養 |
9.保育実習理論 | ・保育所保育指針の内容など、実習で学ぶ理論について (音楽や言語、絵画、絵本など) |
筆記試験はマークシート形式で、1科目につき10~20問の設問が用意されています。
100点満点のうち60点(6割)以上得点すると合格ですが、「教育原理および社会的養護」は各分野50点満点で設定されており、それぞれ30点以上得点すれば合格です。
また、一度合格した科目は3年間再受験が免除されます。
二次試験(実技試験)
筆記試験の科目にすべて合格すれば、二次試験を受験できます。
実技試験は、「音楽表現」「造形表現」「言語表現」の3つのうち2分野を選択します。
解答速報ページはこちら
https://hoiku-is.jp/article/detail/1218/
ユーキャンからも観覧可能です
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/45/sokuhou/O6A220416.html?REWRITE_URL=1
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