安倍元首相銃撃 山上徹也容疑者 海上自衛隊で自殺未遂していた

山上容疑者は、ほとんどの同級生が進学する中、大学に進まず、02年8月に任期制自衛官として海上自衛隊に入隊。しかし、精神的に不安定になり、自殺未遂騒動を起こした。親族の関係者は「母親の宗教が理由だろう」と話す。05年に海自を退職後、母親の元に戻るが、家賃を滞納するなど生活は苦しいままだった。アルバイトをしながら宅地建物取引士など複数の資格を取得するための勉強を重ねていた15年頃、幼い頃から慕っていた一つ違いの兄が自ら命を絶った。

 「なんで死んだんや。あほやんか。生きていれば何とかなるやんか」

 親族の関係者は、自宅で営まれた葬儀で、山上容疑者が号泣して兄の遺体に呼びかける姿が印象に残っている。兄は幼い頃から重い病気を抱えていた。

 この日を境に、山上容疑者からの音信は途絶えた。

兄の死後、派遣の仕事を転々とし、20年10月以降は京都府内の工場でフォークリフトを運転する仕事をしていた。しかし、同僚と話すことはほとんどなく、先輩の指導に「そんなこと言うならお前がやれや」などと反発し、車の中で一人で食事をするなど職場では孤立していた。今年4月、「心臓が痛い」などと言って体調不良を理由に翌月での退職を申し出て職場に来なくなった。この時期には、すでに自宅で手製銃を完成させていたとみられる。そして7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説を始めた安倍元首相の背後からゆっくりと近づき、2度発砲した。逮捕後、山上容疑者は統一教会から名称変更した「世界平和統一家庭連合」について、「母親が入信し、家庭生活がめちゃくちゃになった」と強い恨みを口にしている。自宅から押収されたノートにも恨みがつづられていた。

https://news.goo.ne.jp/nation/incident/

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