「あおい交通」バス横転炎上死亡事故 謝罪会見 「休息時間については特に問題はなかった」【動画】

22日に起こった、愛知県名古屋市北区の名古屋高速でバスが分離帯などに衝突、横転して炎上し、2人が死亡した事故を受けて、小牧市のバス運行会社「あおい交通」が23日午前に会見を開いた。

【映像】バス横転・炎上 近くを通った車が撮影した映像

 会見に出席した松浦秀則代表取締役らは冒頭、「お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、けがにて入院の方々へ心よりお詫びを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪。

事故を起こしたバスは、栄から名古屋空港への運行中、名古屋高速を豊山南インターで降りるところ、手前の中央分離帯に衝突し横転。事故の原因については警察や消防が確認を進めているというが、ホームページでは「弊社のバスによる単独事故と判明」と説明している。

 今回の事故に関して、松浦代表は「深く反省している。関係各所の指導の下、運行管理、車両管理、乗務員の管理を徹底して行い、事故防止に努めてまいりたい」と述べるとともに、「亡くなられた方、けがをされた方のお名前や搬送先が警察より連絡があれば、謝罪をし、真摯に対応をしていく」とした。

 また、運転手の当日の様子等について、野口営業所の運行主任から説明があった。運転手の男性は55歳、2019年1月28日から同社で空港線の乗務を行い、前職を含めると約8年7カ月のバスの運転経験があるそうで、「どちらかというと口数の少ない、寡黙な運転手。自分から積極的に話をするほうではなく、こちらから話しかけると答えてくれるような感じだったが、仕事は至って真面目にやるタイプ。遅刻や無断欠勤等はなく、急な仕事なども快く引き受けてくれるような運転手だった」という。

当日の状況については、「朝4時40分に出勤して、アルコールのチェックを行った。運転手は酒の飲めない体質だそうで、チェックでは0.00。向かい合っての点呼でも通常の受け答えをし、本人からの異常なしということで、車両点検を行い朝の5時に出庫している」と説明。前日も同様の勤務内容だったそうで、「朝の5時に出庫、14時40分に車庫に帰り、15時過ぎには帰宅している。その後、事故当日は4時40分からの出勤なので、休息時間については特に問題はなかったものと思っている」と述べた。

この事故で、運転手とみられる男性を含め、バスに乗っていた2人の死亡が確認された。愛知県警は午前9時、あおい交通の本社と営業所に家宅捜索に入り、資料を押収、過失運転致死傷の疑いで運転手の勤務状況などを調べる方針だ。

https://news.goo.ne.jp/article/abematimes/nation/incident/abematimes-10036251.html

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