福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」でのライオンによる致命的な攻撃事故に関して、福島県警察は3日、業務上過失致死の疑いで同園を家宅捜索しました。この事故で、飼育員の加藤健一さん(53)が亡くなりました。調査の一環として、監視カメラ映像などから、本来閉じているべきおりの扉が開いていたことが明らかになっており、園側の安全管理に問題があったかどうかを調べています。
事故の詳細によれば、事故は9月28日午後3時25分ごろに発生しました。加藤さんは閉園作業の最中、ライオンを獣舎に収容しようとしていました。彼は餌を置いてライオンをおりに誘導しましたが、飼育員通路に続く扉が開いていたことに気付きました。加藤さんは扉を閉めようとしましたが、その途中でライオンに引きずり込まれ、事故は発生しました。事故の発生からわずか3分後の出来事でした。