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【速報】政府が「コメの高額転売」全面禁止へ|違反で罰則も【6月23日適用予定】
2025年6月13日、政府は国民生活安定緊急措置法の政令を改正し、コメの転売禁止措置を閣議決定しました。
この新たな政令により、スーパーやネット通販などで購入したコメを購入価格より高値で転売する行為が全面的に禁止されます。
対象は政府備蓄米を含むすべての精米・玄米であり、違反した場合は最大1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されることになります。
▼なぜ今?政府がコメ転売を禁止する理由
近年、政府が放出する備蓄米や市場価格より安く販売されるコメがフリマアプリやネットオークションで高値転売されるケースが増加していました。
小泉進次郎農相は13日の記者会見で次のように述べました:
「随意契約で売り渡した備蓄米は、転売のリスクが非常に高い。
緊急措置として転売を禁止することで、本当に必要とする人に安価なコメが行き渡る環境をつくる」
この政令改正は、6月23日にも適用開始される見通しで、転売による市場の混乱やコメ価格の高騰を抑える狙いがあります。
▼禁止対象となるコメの範囲とは?
以下のように、幅広いコメ商品が対象になります。
- 政府備蓄米(2021年産の12万トン放出予定)
- 精米・玄米などすべてのコメ(個人・業者の購入含む)
- ネット通販、スーパー、米穀店など小売店で購入した商品
※パックご飯などの加工品は対象外です。
▼罰則は?違反するとどうなる?
転売禁止に違反した場合は、以下の法的罰則が科されます。
- 1年以下の拘禁刑
- 100万円以下の罰金
- またはその両方
これまでは事業者による自主規制(出品停止、購入制限)に頼っていましたが、今回からは法的な強制力が付与されることになります。
▼農林水産省の今後の対応|輸入米も前倒し入札へ
農林水産省は、ミニマムアクセス(MA)米のうち主食用の輸入を前倒しして実施すると発表。
通常9月に行われる入札を6月27日へ前倒しし、初回公告は6月13日夕方に行う予定です。
日本では年間77万トンのMA米を輸入しており、主食用は最大10万トン。
小泉農相は「価格抑制のためにあらゆる選択肢を検討する」とし、価格安定に向けた包括的な対策を講じる姿勢を強調しました。
▼備蓄米はどこで買える?価格は?【参考情報】
政府が現在放出中の備蓄米(2021年産)は、以下のような条件で販売されています。
- 対象:大手スーパー、中小の米穀店・小売業者など
- 価格:5キロあたり税抜き1800円前後を想定
- 受付:6月11日から3回目の随意契約分として申込開始
【まとめ】コメ転売は「法律違反」に|買った米を売ったらアウト?
2025年6月23日からは、たとえ個人で購入した米でも高値で転売すれば法的処罰の対象になります。
消費者はもちろん、フリマアプリ利用者やEC出品者なども十分な注意が必要です。
今後の最新情報は以下を随時チェック:
- 👉 農林水産省公式サイト(maff.go.jp)
- 👉 沖縄電力の停電情報(参考)
- 👉 小泉進次郎農相の記者会見まとめ(報道各社)