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野獣の日2025 下北沢で“暴走”懸念 雨予報も現地トラブル警戒、警察巡回強化へ 東北沢駅では人だかりが・・・
2025年8月10日(日)――ネット文化発祥の“奇祭”「野獣の日」が、今年も東京都世田谷区・下北沢で波紋を呼んでいる。
SNSでは現地参加を煽る投稿と、「絶対に来ないで」という住民・ファンの自粛呼びかけが入り乱れ、一部では通報予告や炎上の兆しも見える。
■「野獣の日」とは
「野獣の日」は、ネットミーム「野獣先輩」に由来する非公式イベント。
**8月10日=ヤ(8)ジュウ(10)**という語呂合わせから、午前11時45分14秒に“聖地”とされる下北沢の某建物前で決め台詞を叫ぶのが恒例だ。
しかし近年は、SNS配信者や動画投稿者が現地を訪れ、野獣先輩ダンスや合唱を行うなど騒動が拡大。2024年には公園での旗掲揚、大声での歌唱、道路上でのコスプレ撮影などが発生し、警察官が巡回する事態となった。
■2025年は雨予報でも危険?
気象庁によれば、2025年8月10日の東京は午前中から夜まで雨。
例年なら天候不良で参加者が減少するはずだが、SNS上では
- 「雨でも行く」
- 「濡れながらやるのが本物」
- 「通報されたら逆に配信が伸びる」
といった強行参加の宣言も散見され、雨が抑止力にならない可能性が高い。
■警察巡回強化、住民の不安高まる
下北沢周辺では、今年は例年以上に制服警察官の巡回や現場警戒が強化されているという。
住宅街に位置するため、騒音や路上での撮影行為は即通報対象となりやすく、地元住民からは
- 「子どもが外に出られない」
- 「観光客のマナーが最悪」
といった苦情も相次いでいる。
■まとめ
2025年の「野獣の日」は、雨予報にもかかわらず現地混乱・通報・炎上の三拍子がそろう危険日となる可能性がある。
下北沢を混乱させないためには、参加者の自制が不可欠だが、SNS時代の“バズ欲”がそれを上回る恐れも否めない。
現地参加は控え、ネット越しでの楽しみ方を選ぶことが、今年は賢明だろう。




