魚沼市・地上50mの悲劇:送電線作業中の49歳男性が宙吊りで死亡。死因は「低体温症」【労災事故の教訓】

魚沼市・地上50mの悲劇:送電線作業中の49歳男性が宙吊りで死亡。死因は「低体温症」【労災事故の教訓】

📌 事故概要:宙吊り状態の男性を発見、低体温症で死亡確認

新潟県魚沼市大栃山の黒又川第一ダム付近の山中(地上約50メートル)で、高所作業中の男性が宙吊り状態で見つかり、死亡が確認されました。

詳細項目内容
発生場所魚沼市大栃山・黒又川第一ダム付近の山中
発生日時10日(通報)、11日未明に発見・収容
死亡された方上越市名立区に住む会社員の男性(49)
作業内容送電線への融雪カバー取り付け作業
死因低体温症

🚨 事故経緯:ゴンドラ外での作業中に異変か

亡くなった男性は、責任者を含む8人体制で作業にあたっていました。

  1. 連絡と救助開始: 10日、高所作業をしていた男性作業員から会社の同僚へ「降りられなくなった」と連絡があり、消防が救助活動を開始しました。
  2. 発見時の状況: 11日午前1時12分、男性は**滑車付きゴンドラの外側、送電線付近で「宙づり状態」**で発見され、地上に降ろされました。
  3. 死亡確認: その後、朝に死亡が確認されました。

⚠️ 背景:慣習化された危険行為の可能性

警察の調べによると、男性は滑車付きゴンドラで作業していましたが、ゴンドラの外で宙づり状態になっていました。

関係者への聞き取りでは、作業中、送電線の段差を乗り越える際にゴンドラの外に出てゴンドラを引っ張ることがあるとされており、警察が詳しい状況と、この行為が事故に繋がったか否かを調べています。

⚡️ 専門家が指摘:高所作業の**「見えない危険」**と教訓

今回の事故は、単なる転落事故ではなく、**「宙吊り状態」**による特殊な危険性が指摘されます。

  • 低体温症のリスク: 地上50mという高所で長時間宙吊りになったことで、たとえ気温が極端に低くなくとも、体温が奪われ低体温症を引き起こした可能性が高いです。
  • サスペンション・トラウマ: 安全帯などに吊られた状態が長く続くと、足の血流が悪化し、意識障害や臓器不全を引き起こす**「サスペンション・トラウマ(吊り下げ外傷)」**のリスクも高まります。
  • 安全管理の徹底: 送電線の段差を越えるための**「ゴンドラ外での作業」という慣習があったとすれば、これは労働安全衛生上の重大な違反や見落とし**です。手順外の危険な作業を絶対に行わないよう、作業手順と緊急時の迅速な救助体制の再徹底が強く求められます。

この記事を書いた人: NEWS FOREST 編集部

独立系メディアとして、自然・社会・人の調和をテーマに取材・発信を行っています。

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