【四日市市火事】空が真っ赤に!石油コンビナート火災の通報相次ぐも正体は「フレアスタック」化|2025年12月8日 現地の様子

【四日市】空が真っ赤に!コンビナート火災の通報相次ぐも正体は「フレアスタック」|2025年12月8日

2025年12月8日の夕方から夜にかけて、三重県四日市市のコンビナート周辺で「空が異常に赤い」「火事ではないか」との目撃情報がSNS上で急増しました。

遠方からでもはっきりと確認できるほどの巨大な炎に、周辺住民からは不安の声も上がりましたが、これは火災などの災害ではありません。

この記事では、今回発生した現象の正体と、なぜこれほど大きな炎が上がったのかについて解説します。

12月8日夕方、四日市の空がオレンジ色に染まる

8日の夕方以降、X(旧Twitter)などのSNSでは、四日市市方面の空がオレンジ色に発光している様子を撮影した写真や動画が多数投稿されました。

目撃された状況は以下の通りです。

  • 「空がめちゃくちゃオレンジで絶対火事だと思った」
  • 「今まで見た中で一番すごい炎」
  • 「遠くからでも視認できる明るさ」

警察にも「煙突から大きな炎が出ている」という火災を疑う通報が数件寄せられましたが、これはコンビナート施設による通常の運転操作の一環だった模様です。

正体は「フレアスタック」無害化のための安全措置

今回目撃された巨大な炎の正体は、石油コンビナートなどの施設で見られる「フレアスタック」と呼ばれる現象です。

フレアスタックとは?

フレアスタックとは、製油所や化学工場などで発生した余剰ガスを焼却処理する際に煙突の先から出る炎のことです。

  • ガスの無害化: 余剰ガスをそのまま大気中に放出するのではなく、燃やすことで無害化しています。
  • 安全装置の役割: 設備の点検時や緊急時に、配管内の圧力が上がりすぎるのを防ぐためにガスを抜いて燃やす、重要な「安全弁」の役割を果たしています。

つまり、「炎が見えている=安全に処理が行われている」という証拠であり、爆発や火災事故が起きているわけではありません。

なぜ今回は「火事」と間違われるほど大きかったのか?

四日市コンビナートでは日常的にフレアスタックが見られますが、今回は以下の要因が重なり、通常よりも遥かに大きく、目立つ炎となったと考えられます。

  1. 定期修理や点検のタイミング: プラントの起動・停止時や定期修理の前後には、一度に大量のガスを処理する必要があるため、炎が大きくなる傾向があります。
  2. 気象条件: 雲が低い日や湿度が高い日は、炎の光が雲に反射・拡散し、空全体が赤く燃えているように見えることがあります(今回は「空が真っ赤だった」という報告が多いため、この影響が大きいと推測されます)。

まとめ:災害ではないので落ち着いた行動を

今回の騒ぎをまとめると以下のようになります。

▼今回の現象まとめ

  • 発生日時: 2025年12月8日 夕方~夜
  • 場所: 三重県四日市市 コンビナートエリア
  • 現象: 大規模なフレアスタック(余剰ガスの燃焼処理)
  • 結論: 火災ではありません。

かつては「四日市の夜景の象徴」としても知られていたフレアスタックですが、最近ではその仕組みを知らない方も増えているようです。
「空が赤い!」と驚いた場合でも、煙突の先からリズミカルに炎が出ている場合は、安全装置が正常に作動している証拠です。冷静に見守りましょう。

この記事を書いた人: NEWS FOREST 編集部

独立系メディアとして、自然・社会・人の調和をテーマに取材・発信を行っています。

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