群馬・妙義山、山火事 焼失面積30ha超え、30時間たった今も燃え続ける【12月9日現在】

群馬県を代表する名峰の一つ、妙義山(みょうぎさん)で発生した山火事は、発生から30時間以上が経過した2025年12月9日夕方現在も鎮火の目処が立っておらず、懸命な消火活動が続けられています。

乾燥した気象条件と険しい地形が活動を阻んでおり、県は自衛隊に災害派遣を要請。予断を許さない状況が続いています。現時点での被害状況と経過をまとめました。

妙義山火災の現在の状況(12月9日)

火災が発生しているのは、群馬県の妙義山にある険しい岩場の山林です。

  • 発生日時:12月8日 午前9時ごろ(登山客から「白い煙が見える」と通報)
  • 経過時間:発生から約32時間経過(9日午後5時時点)
  • 焼失面積:約30ヘクタール(9日午前11時時点)
  • 被害状況:現在までに人や建物への被害は確認されていません

現場は急峻な人跡未踏のエリアも含むため、地上からのアプローチが難しく、空からの消火活動が主となっています。

自衛隊ヘリによる消火活動を開始

火災発生当初、防災ヘリコプター2機による消火活動が行われましたが、火の勢いは収まりませんでした。これを受け、群馬県は8日のうちに自衛隊へ災害派遣を要請しました。

一夜明けた9日早朝からは、自衛隊のヘリコプターも投入され、空からの散水活動が本格化しています。しかし、9日午後5時現在も燃え広がり続けており、鎮火にはまだ時間がかかる見通しです。

「夜は不気味に赤く…」地元住民の声と乾燥する気象

日本三大奇勝にも数えられ、紅葉の名所としても知られる妙義山での火災に、地元住民からは悲痛な声が上がっています。

「結構有名な山なんですよね。モミジとか紅葉のね。残念です。きのう8時ごろですかね、燃え始めたのが。そのころから時間置いて見ているんだけど、夜はやっぱり気味が悪い、気持ちが悪い、赤々していて…」(地元住民)

1ヶ月雨が降らない異常乾燥

火災拡大の背景には、長期化する空気の乾燥があります。群馬県内には9日朝、乾燥注意報が発令されていました。

特に妙義山周辺では、ここ1ヶ月ほどまとまった雨が降っておらず、山林の落ち葉や木々が極度に乾燥し、山火事が起きやすい危険な状況が続いていたとみられます。

冬の乾燥時期、火の取り扱いに十分な注意を

今回の妙義山の火災のように、冬場は空気が乾燥し、一度火がつくと大規模な火災に発展するリスクが高まります。山林だけでなく、家庭内での火の取り扱いにも十分な注意が必要です。

万が一の出火に備え、自宅の消火設備の期限や設置場所を今一度確認しておきましょう。初期消火が被害を最小限に食い止めます。

家庭用消火器や最新の防災グッズ(Amazon)などを備えておくことも、この乾燥する季節には重要です。

この記事を書いた人: NEWS FOREST 編集部

独立系メディアとして、自然・社会・人の調和をテーマに取材・発信を行っています。

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