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【神奈川・伊勢原】日向山の山火事、発生3日目で自衛隊ヘリ投入 延焼続くも勢い弱まる(12月11日夕方)
2025年12月11日(木)、神奈川県伊勢原市と厚木市にまたがる日向山(ひなたやま・標高約404m)で発生した山火事は、発生から3日目を迎えました。 地形の険しさと乾燥した気象条件により消火活動は難航していますが、11日朝から自衛隊ヘリコプターが投入されたことで本格的な放水が行われ、火の勢いは弱まりつつあるとの情報が入っています。
現時点でけが人の情報は確認されていませんが、周辺のハイキングコースや一部道路には規制が敷かれています。
火災の現状と自衛隊の活動状況
火災は12月9日午後3時頃に発生。発生から40時間以上が経過した11日夕刻現在も完全鎮火には至っていません。 これまでの経過と現状のポイントは以下の通りです。
- 焼失面積: 推定600平方メートル以上(10日時点)
- 出動体制: 伊勢原市消防本部を中心に約50名体制。11日より陸上自衛隊が災害派遣要請を受け合流。
- 活動内容: 地上部隊に加え、宮ヶ瀬ダムから水を汲み上げた自衛隊ヘリが上空から放水を実施。
- 最新状況: 日向山北側の梅の木尾根から浄発願寺方面の尾根付近で集中的な放水が行われ、煙の量が減少傾向にあります。
発生からこれまでの経緯
12月9日(発生初日)
午後3時頃、通行人から「山から白煙が見える」との119番通報が相次ぎ発覚しました。現場は大山に隣接する丹沢山地の尾根付近で、住宅地からは離れているものの、登山道が整備されていない急峻なエリアのため、初動での消防車両の進入が困難を極めました。
12月10日(2日目)
早朝から本格的な消火活動を開始。横浜市、東京消防庁、千葉市からの応援ヘリ3機も投入されましたが、サーモカメラの映像では飛び火による「点在燃焼」が確認され、火の勢いを完全に止めることはできませんでした。この状況を受け、神奈川県は同日夕方に自衛隊への派遣要請を行いました。
12月11日(3日目・本日)
陸上自衛隊のヘリコプターが活動を開始。大規模な放水により、延焼の勢いは抑制されつつあります。
乾燥と強風が活動の壁に
現場での消火活動を阻んでいる主な要因は、**「地形」と「気象」**です。
- 急峻な地形: 地上部隊の進入路確保に時間がかかり、ヘリの放水も風の影響を受けやすい状況です。
- 異常乾燥: 気象庁のデータによると、現場付近の土壌乾燥度は平年の2倍近くに達しており、関東地方に出されている乾燥注意報に加え、南風が火の広がりを助長しています。
人的被害と交通・登山への影響
現在のところ、人的被害や民家・寺院(日向薬師、浄発願寺、石雲寺など)への延焼は報告されていません。
登山道・道路規制
- 大山方面登山道: 入山禁止・規制継続中
- 周辺道路: 伊勢原・大山方面の一部道路で規制あり
- その他: 多くのクマ目撃情報がある地域のため、火災により野生動物が里に下りてくる可能性があり、地元住民に注意が呼びかけられています。
現場近くにある日向薬師の内藤京介住職は取材に対し、「冬の乾燥と落ち葉の多さが心配だ」と懸念を口にしています。寺院側は公式サイトで近隣住民や消防隊員の安全を祈るメッセージを発信しています。
今後の見通しと原因
専門家は、今回の火災について「登山者やキャンパーによる火の不始末」など、人為的な原因の可能性が高いと指摘しています。冬期の山火事の7割以上は人為的要因とされており、群馬県妙義山などで相次ぐ火災と同様のパターンが見られます。
消防当局は「完全鎮火にはまだ数日かかる可能性がある」としており、明日12日もヘリコプターを中心とした活動が継続される見込みです。
現場周辺の地図
(ここにGoogleマップの埋め込みコードを挿入:神奈川県伊勢原市日向 日向山)
関連リンク・公式情報
最新の規制情報や避難情報は、以下の公式サイトからご確認ください。
- 神奈川県 公式サイト(災害情報): [神奈川県防災ポータルへのリンクを想定]
- 伊勢原市 消防本部・防災情報: [伊勢原市公式サイトへのリンクを想定]
- 日本道路交通情報センター(JARTIC): https://www.jartic.or.jp/
※本記事の情報は2025年12月11日午後時点のものです。状況は刻一刻と変化するため、自治体の発令する最新情報に注意してください。










