【2025年12月17日更新】ガソリン価格が全国平均155.6円に急落。しかし価格の4割は税金だという事実をご存知ですか?「暫定税率」や「トリガー条項」の仕組みと、150円割れの可能性、年末年始の価格推移を徹底解説します。

2025年12月17日現在、ガソリン価格の急落が止まりません。
ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」の最新データによると、レギュラーガソリンの全国平均価格は155.6円/Lを記録。資源エネルギー庁の公式発表(163円前後)よりもさらに安値が進んでおり、ドライバーにとっては久々の朗報です。
しかし、ここで2つの疑問が浮かびます。
「なぜ急に安くなったのか?」そして「今後どこまで下がるのか?」
本記事では、最新の都道府県別ランキングに加え、値下げの要因、そして価格の半分近くを占める「暫定税率(ガソリン税)」の構造的な問題まで踏み込んで解説します。
目次
【速報】全国平均155.6円!急落した3つの理由
まず、今回の価格急落には以下の3つの要因が重なっています。
- 原油価格の下落:国際的な供給過多懸念により原油相場が軟調に推移。
- 円高傾向の加速:為替が安定し、輸入コストが低下。
- 政府補助金の拡充:石油元売りへの補助金強化が店頭価格へ即反映。
特に「補助金の段階的引き上げ」の効果は大きく、直近1週間だけで3〜6円の値下がりが見られる地域も多数あります。
安くなってもまだ高い?「暫定税率」と「二重課税」の壁
「155円でも、昔に比べればまだ高い」と感じる方は多いはずです。実は、ガソリン価格が劇的に下がらない根本的な原因は「税金の構造」にあります。
現在のガソリン価格(155.6円)の内訳を見ると、約4割以上が税金です。
ガソリン価格の内訳イメージ(1リットルあたり)
| ガソリン本体価格 | 約90〜95円 |
| ガソリン税(本則税率) | 28.7円 |
| ガソリン税(暫定税率) | 25.1円 |
| 石油石炭税 | 2.8円 |
| 消費税(10%) | 約14〜15円 |
問題点1:本来なくなるはずの「暫定税率」
表にある「暫定税率(25.1円)」は、かつて道路整備のために一時的に上乗せされた税金です。しかし、道路財源が一般財源化された現在も、「当分の間」という名目で徴収され続けています。
問題点2:Tax on Tax(二重課税)
さらに問題なのは、ガソリン税(53.8円)と石油石炭税(2.8円)を含んだ価格に対して、さらに消費税がかかっている点です。これは「税金に税金をかけている(二重課税)」状態であり、ドライバーの負担を重くしています。
トリガー条項はどうなった?
ガソリン価格が3ヶ月連続で160円を超えた場合、暫定税率分(25.1円)をカットする「トリガー条項」という仕組みがあります。
しかし、政府は「発動すると買い控えや流通現場の混乱を招く」「東日本大震災の復興財源確保」などを理由に凍結を継続しており、現在は補助金による価格抑制策がとられています。
【今後の予測】どこまで下がる?150円割れの可能性
構造的な問題を踏まえた上で、年末年始の価格はどう動くのでしょうか?専門家の見解と市場動向から予測します。
予測:年内は「153円〜155円」が底値か
結論から言うと、全国平均で150円を大きく割り込む可能性は低いと見られます。
- 冬の需要期:灯油需要の高まりと共に、原油関連製品の価格は底堅くなります。
- 補助金の調整弁:原油安で価格が下がれば、その分、政府は補助金の支給額を減らします(激変緩和措置の出口戦略)。つまり、ある一定以下の価格にはなりにくい仕組みです。
ただし、地域間の競争が激しいエリア(後述のランキング上位県)では、スポット的に140円台中盤まで下がる可能性があります。
給油のベストタイミング
「今が入れるタイミング」です。
年末年始(特に12月28日以降)は物流コスト増や需要増で価格が反発するリスクがあります。これ以上の大幅安を待つより、12月25日頃までに満タンにしておくのが最も賢い選択と言えるでしょう。
【都道府県別】ガソリン価格 安い順ランキングTOP10
最後に、現在の地域差を確認しましょう。安い地域ではすでに150円を切っています。
| 順位 | 都道府県 | 平均価格 |
|---|---|---|
| 1位 | 和歌山県 | 149.0円 |
| 2位 | 愛知県 | 150.3円 |
| 3位 | 千葉県 | 150.9円 |
| 4位 | 埼玉県 | 151.2円 |
| 5位 | 宮城県 | 151.4円 |
| 6位 | 岩手県 | 151.7円 |
| 6位 | 茨城県 | 151.7円 |
| 6位 | 三重県 | 151.7円 |
データ出典:gogo.gs(2025年12月16日集計)
地域差は最大15円にも
一方で、長野県(164.5円)や山形県(162.4円)など、内陸部や輸送コストのかかる地域では依然として160円台が続いています。最安値の和歌山県との差は約15円。満タン(50L)給油で750円の差となります。
価格は日々変動します。お出かけ前には「gogo.gs」や「e燃費」などのアプリで最新価格を確認し、少しでも安いスタンドを選ぶことが、この物価高を乗り切るカギとなりそうです。










