

2026年1月2日夜から3日朝にかけて、強い寒気の影響により広島県および山口県内の高速道路で大規模な交通障害が発生しています。
山陽自動車道(広島岩国道路を含む)では、ノーマルタイヤでの走行によるスタック(立ち往生)が多発し、上り線を中心に20km以上の激しい渋滞と通行止めが続いています。Uターンラッシュの時期と重なり、甚大な影響が出ています。
10時現在も現地では渋滞が発生している状況です。
目次
通行止め・渋滞の最新状況(1月3日朝時点)


広島県警および西日本高速道路(NEXCO西日本)によると、大雪と事故の影響により、以下の区間で通行止め等の規制が行われています。
- 主な通行止め区間(上り):山陽自動車道 熊毛IC(山口県) ~ 廿日市IC(広島県)
- 通行止め区間(下り):廿日市IC ~ 大竹IC
- 渋滞状況:大竹ICを先頭に、岩国市の玖珂PA付近まで約20km以上にわたり車両が滞留。車列は完全に停止状態に近い「立ち往生」の様相を呈しています。
- その他の影響:中国自動車道(戸河内IC~山口IC)でも除雪作業のため通行止め。広島県内の県道(東広島市志和町など)や国道2号などの幹線道路でもスタック車両による渋滞が発生しています。
NEXCO西日本などはスタックした車両を1台ずつ移動させていますが、1月3日午前6時時点で通行止め解除の見通しは立っていません。
原因は「ノーマルタイヤ」での走行不能
今回の大規模な立ち往生の引き金となったのは、ノーマルタイヤ装着車によるスタックです。
警察などへの通報によると、1月2日午後7時20分ごろ、山陽道(広島岩国道路)上りの玖波トンネル付近(大竹IC~廿日市IC間)で、「ノーマルタイヤで立ち往生した」との通報が相次ぎました。同様の通報は4台以上あり、坂道を登りきれない車両が本線を塞いだことで後続車が動けなくなりました。
県警高速隊によると、2日正午から3日早朝にかけて、県内の高速道路ではスリップ事故などが30~40件発生しており、その多くがノーマルタイヤでの走行が原因とみられています。
現場の過酷な状況と救急搬送
トンネル内や路上に長時間閉じ込められたドライバーからは、悲痛な声が上がっています。
- トンネル内に数時間:「岩国ICと大竹IC間のトンネルに2時間以上閉じ込められている」「トイレや食料がない」といった情報がSNS上で相次いでいます。
- 車外へ出る人も:渋滞で全く動かないため、車から降りてトンネル内を歩き状況を確認する人の姿も見られました。
- 体調不良者:大竹市消防本部によると、渋滞にはまった30代男性が「耳鳴り、めまい、吐き気」を訴えて救急搬送されたほか、腰や背中の痛みを訴えた男性も病院へ運ばれました。
排気ガスによる一酸化炭素中毒や、長時間拘束によるエコノミークラス症候群、ストレスによる体調悪化のリスクが高まっています。
【重要】立ち往生した場合の対処法(JAF推奨)
万が一、雪道で立ち往生してしまった場合は、以下のJAFのガイドラインを参考に落ち着いて行動してください。
- 状況確認と安全確保:無理に車を動かさず、ハザードランプ等で周囲に知らせます。
- 救援要請:
- 道路緊急ダイヤル「#9910」(NEXCO管制センターに繋がります)
- または「110番」
- 近くに非常電話がある場合はそれを利用(1kmおきに設置されています)。
- 現在地の伝達:路肩のキロポスト(数字)や目立つ建物などを伝えます。
- 一酸化炭素中毒への警戒:マフラー周辺が雪で埋まらないよう定期的に除雪するか、換気を十分に行ってください。
今後の気象見通しと公式情報リンク
気象庁によると、強い冬型の気圧配置により上空には氷点下36度以下の寒気が流れ込んでいます。1月4日朝にかけて、中国地方の山沿いを中心にさらに25cmの降雪が予想されています。
山陽道が通行止めのため、国道2号への迂回車両が増加し、一般道でも激しい混雑が予想されます。出発前に必ず最新の交通情報を確認してください。










