山梨・扇山の山林火災、4日目も鎮火見通し立たず|現在の状況・原因と現地の声まとめ

2026年1月8日、山梨県の大月市と上野原市にまたがる扇山(おうぎやま・標高1138メートル)で発生した大規模な山林火災は、発生から4日目を迎えた1月11日現在も鎮火のめどが立っていません。

自衛隊や消防による懸命な消火活動が続いていますが、乾燥した空気と風の影響により予断を許さない状況が続いています。本記事では、扇山の山火事に関する最新の被害状況、出火原因の可能性、そしてSNSなどで寄せられている現地の声をまとめました。

発生から4日目、被害と消火活動の現状(1月11日時点)

火災は1月8日に発生し、丸3日を経過してもなお延焼を続けています。1月11日朝の時点での主な被害状況と対応は以下の通りです。

  • 焼失面積:約16ヘクタール(東京ドーム約3.4個分相当)
  • 延焼状況:一時、山麓の「犬目集落」の民家まで50メートルの距離に迫る危険な局面がありましたが、風向きの変化と集中放水により、現在は民家への延焼リスクは低下しています。
  • 人的被害:現時点でけが人や建物の焼失は確認されていません。
  • 消火体制:自衛隊および山梨県の防災ヘリコプターによる上空からの散水に加え、地上からも消防隊員が活動を継続しています。

注記:大月市観光協会によると、風向きによっては広範囲に煙が流れ込み、視界不良や空気質の悪化が発生しています。近隣の方は窓を閉めるなどの対策が必要です。

出火原因は「火の不始末」の可能性

今回の火災の原因について、警察と消防は「火の不始末」の可能性が高いとみて調査を進めています。

出火直後に撮影された写真などの情報から、以下の点が指摘されています。

  • 廃材の焼却:現場付近で廃材が燃やされ、白い煙が上がっている様子が確認されています。
  • 気象条件:当日は「林野火災注意報」が発令されており、空気が非常に乾燥していました。

登山者や作業者による火の取り扱いの不注意が、これほどの大規模火災につながった可能性が疑われています。

住民の不安とSNS上のリアルタイム情報

X(旧Twitter)などのSNSでは、近隣住民や目撃者から不安の声や現地の様子が多数投稿されています。

近隣住民の緊迫した様子

火の手が迫った集落では、一時避難を余儀なくされた方もいました。

  • 「涙ながらに家を出た」
  • 「避難所は不安でいっぱいだった」

現在は民家への延焼の恐れは低いと説明されていますが、依然として燃え続ける山を見て心を痛める住民は少なくありません。

X(旧Twitter)での目撃情報まとめ

SNS上では、煙の様子や消防隊への感謝、鎮火を願う投稿が相次いでいます。

地域の状況報告
上野原駅周辺の情報を発信するユーザーからは、「扇山は駅から離れているため駅周辺は大丈夫だが、鎮火は遠そうだ」との報告や、「雨が降ってくれると良いのだが」といった天候頼みの現状を嘆く声が上がっています。

煙の拡散
「明るくなってベランダから扇山が見えるが、風が強く煙が結構流れている」といった、広範囲に煙の影響が及んでいる報告も見られます。

消防隊へのエール
「4日目も燃え続けているのが怖すぎる。現場の消防の方々の安全を祈ります」といった、危険な現場で活動する隊員への感謝と安全祈願のメッセージが多く投稿されています。

今後の見通しと私たちにできること

消防当局は引き続き、気象状況を注視しながら消火活動を強化しています。鎮火の鍵となるのは「降雨」ですが、直近の予報ではまとまった雨は見込まれておらず、長期戦になる可能性も否定できません。

近隣および登山者の皆様へ

  1. 最新情報の確認:自治体の防災無線や公式SNSで避難情報をこまめに確認してください。
  2. 煙への対策:風向きによって煙が降りてくる可能性があります。呼吸器系に不安のある方は特に注意し、マスクの着用や外出を控えるなどの対策を行ってください。
  3. 入山禁止エリアの遵守:現在、扇山および周辺の登山道は危険なため立ち入りが制限されています。絶対に近づかないようにしてください。

※本記事の情報は2026年1月11日時点のものです。状況は刻一刻と変化するため、必ず最新のニュースや自治体の発表をご確認ください。

この記事を書いた人: NEWS FOREST 編集部

独立系メディアとして、自然・社会・人の調和をテーマに取材・発信を行っています。

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