
証券口座乗っ取りに「テレビ受信機」悪用か 警察が一部を回収し調査
2025年に入り、証券会社の顧客口座が第三者に乗っ取られ、不正に株式の売買が行われる事件が相次いでいます。
捜査関係者によると、一般家庭のテレビ用受信機(STB:セットトップボックス)がサイバー犯罪グループに悪用された可能性が浮上しました。
警察は一部の受信機を回収し、被害の全容解明を進めています。
被害の概要
不正アクセスは国内の正規ユーザーを装う手口で行われました。 犯行グループは、家庭に設置された**STBを「踏み台」**として利用したとみられます。 2025年1月から8月までに確認された不正売買の被害総額は約6,770億円に上ります。 被害は株式の無断売却や購入によって発生。
犯行の仕組み(図解)
下図は、今回の不正アクセスの仕組みを簡単に示したものです。
犯行グループは海外からSTBに侵入し、踏み台として使用 国内IPアドレスを経由して証券口座に不正ログイン 株の売買を無断で実行し、利益を得た可能性
警察の対応と今後の課題
警察は、すでに一部のSTBを押収して解析を進めています。
今回の事件は、IoT機器がセキュリティの弱点となるリスクを改めて浮き彫りにしました。
専門家は以下の対策を呼びかけています。
初期パスワードの変更と強固な認証設定 定期的なファームウェア更新 不要な機器をネットワークから切断
まとめ
今回の事件は、家庭用機器が金融犯罪の「踏み台」になり得ることを示した重大な事例です。
利用者は、IoT機器のセキュリティ設定を見直し、被害拡大を防ぐ対策が急務となっています。








