
2026年1月12日、愛知県の茶臼山高原スキー場で発生した停電トラブルの際、X(旧Twitter)アカウント「スキー場情報局」の中の人が、停止したリフトから飛び降りたことを報告し、批判が殺到する「炎上」騒ぎとなりました。
今回は、この騒動の経緯と、なぜリフトからの飛び降りが「絶対にやってはいけない危険行為」なのか、その理由を専門的な視点も含めて解説します。
目次
騒動の経緯:茶臼山高原スキー場で何が起きたのか
事の発端は、2026年1月12日に茶臼山高原スキー場で発生した停電によるリフト停止です。
「スキー場情報局(@skiinfomation)」のアカウント運営者は、リフトに乗車中に停止トラブルに遭遇。「アナウンスがなく、寒さに耐えかねた」という理由から、救助を待たずに自力でリフトから飛び降りました。
SNSへの投稿内容
運営者は飛び降りた直後、以下のような内容を写真付きでXに投稿しました。
- 「リフトが止まって10分以上!なんのアナウンスもない!寒い!」
- 「リフト飛び降りました。特に怪我なし!」
- 「リフト下を滑って降りたけど雪が薄いところありゴリゴリ言いながら滑り降りました」
この投稿に対し、当初は無事を喜ぶ声もありましたが、すぐにスキー場関係者や詳しいユーザーから「危険すぎる」「模倣犯が出る」といった批判が相次ぎました。
なぜリフトからの飛び降りは「絶対NG」なのか
今回、最も問題視されたのは、影響力のあるアカウントが危険行為を肯定的に発信した点です。リフトからの飛び降りには、本人だけでなく他の乗客の命に関わる重大なリスクがあります。
1. 「脱索(だっさく)」事故のリスク
リフトのワイヤーには、乗客の体重によって強い張力がかかっています。人が飛び降りると、その反動でワイヤーが激しく上下に振動します(ギターの弦を弾くような状態)。
この振動により、ワイヤーが支柱の滑車(受索輪)から外れる「脱索」が発生する可能性があります。脱索が起きると、以下の大事故につながります。
- 搬器(椅子)の落下: 他の乗客が乗っている椅子ごと地面に叩きつけられる。
- ワイヤーの跳ね上がり: 外れたワイヤーが暴れ、周囲の人や設備を破壊する。
2. 高さの誤認と雪面の危険性
リフトの上からは地面が近く見えても、実際にはビル2階〜3階相当(数メートル〜10メートル以上)の高さがある場所も少なくありません。
また、リフト下の雪は圧雪されていないことが多く、飛び降りた瞬間に足が埋まり、岩や切り株に激突して骨折などの重傷を負うリスクがあります。
ネット上の反応と批判の声
この投稿に対し、Xでは以下のような厳しい指摘が相次ぎました。
「スキー場パトロール経験者から一言。『絶対に飛び降りないでください』。飛び降りることでリフトのワイヤーが大きく揺れ、最悪、滑車から外れる可能性があります。他の人を安全を脅かす危険な行為です」
「スキー場情報局という名前でリフトからの飛び降りを自慢げに語るって…発信力がある人がすべき投稿では無い」
専門家や経験者からは、本人の怪我だけでなく、システム全体への悪影響を懸念する声が目立ちました。
その後の対応と教訓
批判の高まりを受け、「スキー場情報局」はその後、反省の弁を投稿しています。
「冷静に考えると確かにダメですね。もう少し待てばよかったと反省しきりです。皆さんもいつこんな状況に遭遇するかわかりませんが基本的には救助を持ちましょう!」とし、自身の行動が不適切であったことを認めました。
まとめ:リフト停止時は必ず救助を待とう
スキー場のリフトは、強風や停電、安全装置の作動などで緊急停止することがあります。しかし、どのような状況であっても自己判断での飛び降りは絶対にやめましょう。
寒さや不安がある場合は、大声でパトロールを呼ぶか、携帯電話が繋がる場合はスキー場の管理事務所へ連絡し、正規の救助(ロープによる降下など)を待つのが最も安全です。
今回の炎上は、改めてスキー場の安全ルールを再確認するきっかけとなりました。楽しいウインタースポーツを守るためにも、安全最優先の行動を心がけましょう。










