藤田怜央(ふじたれお)さん(9歳) 世界最年少プロ棋士に 顔画像、生い立ち、名前の由来が明らかに

大阪市の小学3年生、藤田怜央さん。19年に10歳0カ月で日本棋院の英才特別採用推薦棋士になった仲邑菫二段(13)より早く、韓国と中国での最年少記録も更新し、世界における史上最年少棋士となります。

藤田怜央(ふじたれお)さん(9歳) 世界最年少プロ棋士に 顔画像、生い立ち、名前の由来が明らかに

囲碁の関西棋院は17日、大阪市内で会見を開き、大阪市在住の小学3年・藤田怜央さんが9月1日付で入段(初段)し、プロ入りすると発表した。

 同棋院が今年4月に規定を決めた英才特別採用によるもので、試験碁後を経て推薦された。9歳4か月での入段は仲邑菫二段(日本棋院)の10歳0か月の国内最年少記録を更新。中国・韓国内での9歳7か月の世界記録も抜いた。

 多くの報道陣を前にした怜央さんは、緊張したのか記者会見では「…頑張ります」と一言のみ。親子と師匠だけでの仕切り直しの二度目の会見では、入段について「うれしいです」「ワクワク」と話した。目標とする棋士には韓国のシン・ジンソ九段の名を挙げ、対戦したい相手には井山裕太四冠を指名した。

生い立ち、オセロトランプが好きだった

怜央さんは4歳半からトランプ、オセロに熱中し、オセロ教室を探したがなく、囲碁サロンの存在を知って始めた。日本棋院関西総本部の院生となり、たびたびプロに勝つようになったが、スケジュールの厳しさもあって父の陽彦さんが同棋院を辞めさせ、その後に関西棋院の英才枠を知った。同席した陽彦さんは「お笑いと電車が好きな普通の小学3年生」といい「これからが始まり。今後は不安ですが、今まで乗り越えてきた。信じて見守りたい」。プロ入りすることは学校の友達には内緒にしているという。正岡徹理事長は「大変な天才が入りました。

名前の由来

怜央君にはライオンになって世界で大暴れしてくれることを期待する」と、手塚治虫の漫画「ジャングル大帝」の主人公レオを引き合いに期待を寄せ、滝口政季常務理事は「囲碁界は藤井聡太五冠が活躍する将棋界に後れを取っているが、スターが待ち望まれている。その可能性を秘めている」と目を細めた。関西棋院の規定によると英才枠での初段はプロであるが準棋士扱い。給料はなく、対局料も半分になるという。30勝を収めて二段になれば正式に棋士となる。試験碁を担当した瀬戸大樹八段は「すぐに活躍するのは難しい特別枠にふさわしい人材として推薦した。9歳では見たことがない才能。私とはレベルが違う」とポテンシャルに太鼓判を押した。

https://hochi.news/articles/20220817-OHT1T51115.html?page=1

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