宮崎県串間市の新しい消防庁舎の設計業務入札において、特定の業者に不正な取り計らいがあったとして、宮崎県警察は16日、串間市の副市長である福添忠義容疑者（80歳）と関与した業者4人を官製談合防止法違反（不正な選定）と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕しました。逮捕された業者は、大王工業の代表取締役である堀口三千年容疑者（73歳）、久米設計九州支社長の高崎強容疑者（56歳）、同社OBの平野満哉容疑者（66歳）、およびランドブレインの社員である喜多竣平容疑者（34歳）です。
調査によると、福添容疑者は4月21日の市消防庁舎新築工事設計業務の指名競争入札において、共謀した4人と協力し、久米設計に有利な指名業者選定案を作成するなどして、公正な入札を妨害した疑いが浮上しています。
- 福添忠義容疑者（80歳）
- 串間市副市長
- 堀口三千年容疑者（73歳）
- 大王工業 代表取締役
- 高崎強容疑者（56歳）
- 久米設計九州支社 長
- 平野満哉容疑者（66歳）
- 久米設計九州支社 OB
- 喜多竣平容疑者（34歳）
- ランドブレイン 社員
宮崎県串間市の新しい消防庁舎の設計業務入札において、福添容疑者と関与した業者4人が官製談合防止法違反（不正な選定）と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕されました。入札には8つの業者が指名され、不正に関与しなかった他の業者が8400万円（税抜き）で落札。予定価格は1億5778万円で、落札率は79.41%でした。なお、宮崎県警察はまだ認否を行っていません。
