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侵入強盗の最新傾向と防犯対策|広域強盗・アポ電強盗から家を守る方法
住宅を狙った侵入強盗が再び増加中
警察庁が発表した最新の統計によると、住宅を対象とした侵入強盗の認知件数は一時減少傾向にありましたが、2022年以降増加に転じています。
- 2014年:232件
- 2021年:97件(100件以下まで減少)
- 2022年:116件
- 2023年:131件
これらのデータからも、防犯対策の強化がますます重要であることが分かります。
犯行手口の巧妙化と凶悪化が進行
近年は広域強盗事件やアポ電強盗など、組織的で計画的な手口が急増しており、一般家庭がターゲットとなるケースも多く報告されています。
広域強盗事件とは?その手口と実例
広域強盗事件の特徴
広域強盗事件とは、同一グループが広いエリアで連続的に犯行を行う強盗事件のことです。
実例:狛江市の高齢女性殺害事件(2023年)
- 被害地域:14都道府県
- 件数:50件以上
- 被害総額:60億円超
- 手口:宅配業者や水道工事業者を装い、在宅中に複数人で押し入る
2024年秋にも同様の手口による事件が首都圏を中心に多発しており、いずれも「闇バイト」で集められた実行犯が指示を受けて強盗を実行していたと見られています。
アポ電強盗とは?犯行前の電話に注意
アポ電強盗の仕組み
アポ電強盗とは、犯行前に“アポ電”と呼ばれる電話連絡を行い、ターゲットを下調べした上で実行される強盗です。
- アポ電(アポイントメント電話)は、犯人が家族や金融機関職員を装って家族構成や資産状況を聞き出すために行われます。
- **闇リスト(闇名簿)**に基づいて電話がかかってくる場合も多く、個人情報の流出経路は特定が困難です。
電話で確認される内容の例
- 在宅時間
- 家族構成
- 現金の有無・保管状況
不審な電話には絶対に個人情報を話さないよう注意しましょう。
強盗に狙われやすい家の特徴
以下の特徴に当てはまる家は、強盗犯に「狙いやすい」と判断されやすいため、防犯意識の向上が必要です。
無施錠の玄関・窓
鍵をかけ忘れる家は、空き巣・強盗の最も典型的な標的です。外出時はもちろん、在宅中や就寝時も必ず施錠しましょう。
夜間の暗い住宅周辺
照明の少ない家周辺は侵入がバレにくいため、夜間の照明対策も重要です。
整理されていない庭や外構
散らかった庭は「防犯意識が低い」と見なされ、ターゲットになる可能性が高くなります。
高い塀や木が多く、隠れやすい構造
死角が多いと、侵入や犯行が気付かれにくくなるため要注意。
高級車や高価な家具が外から見える
「金目の物がある」と判断されやすく、狙われるリスクが高まります。
高齢者や女性のみの世帯
力による抵抗が少ないと見られる世帯も狙われがち。洗濯物などから家族構成が分かってしまうケースも。
在宅時に不審者が侵入した場合の対応
命を守る行動を最優先に
- 様子を見に行かず、安全な場所に避難
- 鍵がかかる部屋に立てこもる
- 大声を出さず刺激しない
- 110番通報は安全が確保されてから行う
自宅でできる強盗対策まとめ
1. 常に施錠を徹底する
玄関・勝手口・窓を含め、常時施錠する習慣をつけましょう。
2. 補助錠・ガードプレートの設置
複数のロックで侵入にかかる時間を延ばすことが重要です。
3. モニター付きインターホンの導入
録画機能付きのインターホンで、不審者の証拠を記録できます。
4. 防犯カメラ・センサーライトの設置
外からの死角になりやすい場所を目立たせる工夫が有効です。
5. 防犯フィルムや窓の補助錠を活用
窓ガラスを割って侵入する手口にも備えましょう。
6. 宅配は非対面で受け取る
宅配ボックスや「置き配指定」にすることで、偽装訪問者による侵入を防げます。
7. 近所とのコミュニケーションを大切に
地域ぐるみでの見守りが犯罪抑止に効果的です。
8. 非常時用の避難ルートと避難場所を用意
複数の逃げ道や、鍵付きの安全な部屋を事前に確認しておきましょう。
帰宅時の注意点
- 玄関前で鍵を出す前に、周囲の安全確認
- ドアに違和感がある場合は単独で中に入らない
- 異常があれば近隣住民や警察に連絡を
まとめ:強盗対策は日常の小さな習慣から
侵入強盗は、事前の準備や偵察に基づいて行われるケースが多いため、普段の生活から防犯意識を高めることが重要です。
今すぐできる防犯対策を実践し、家族と財産を守りましょう。



