日本スポーツ協会公認ドクターで兵庫県立リハビリテーション中央病院の荒木大輔氏は10日、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会)から検出されたとされる禁止薬物のトリメタジジンについて「一般的に考えて15歳の選手が常用する薬ではない。使用するのは心疾患がある場合で、そういう状態で五輪に出てくる可能性は低い」と指摘した。
出典:医師「15歳が常用しない」 禁止薬物のトリメタジジン(共同通信)
トリメタジジンは心臓への血流を増加させ、血圧の急激な変動を抑制する作用がある。米国では使用が認められていない。世界反ドーピング機関(WADA)は2014年に禁止薬物リストに指定した。
米ノースウエスタン大学医学部の循環器内科医、サディヤ・カーン助教授は、トリメタジジンを健康な人に使用すれば、理論的には通常のレベル以上に血流を促進できるかもしれないと指摘。
出典:五輪=ワリエワのドーピング疑惑、血流促進作用の薬物検出か | ロイター
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