中国語検定(中検) 第110回 解答速報
11月26日に行われた第110回中国語検定(中検)の解答速報が発表されました。受験者は1級から4級まで幅広い級に挑戦しました。解答速報をご確認いただき、自身の試験結果を知る手がかりとしてください。合格を心よりお祈りしています。
項目 | 内容 |
---|---|
資格名 | 中国語検定(中検) |
資格の種類 | 民間検定試験 |
主催者 | 一般財団法人日本中国語検定協会 |
試験概要 | 1981年の第1回試験実施以降、受験者60万人、合格者18万人を排出。日本国内の中国語能力指標となる。 |
試験級別と難易度 | – 1級: 難関。通訳専門家でも難しい超難関試験。 |
– 2級: 普通。一般的に数年の学習が必要。 | |
– 3級: 普通からやや易。 | |
– 4級: やや易。 | |
合格率 | 合格率は級により異なり、1級が10%以下、準1級が15%程度。3級や4級はそれぞれ約45%と60%程度。 |
受験資格 | 制限なく、誰でも受験可能。ただし、小学生以下の場合は日本語読解力が前提となる。 |
試験方式 | – マークシートによる解答方式の他、一部記述式問題あり。 |
– 試験内容にはリスニング、筆記、面接試験などが含まれる。 | |
合格基準 | 合格基準はリスニング・筆記共に各級で異なり、例えば1級はリスニング・筆記ともに85点以上が必要。 |
受験対策・学習法 | – 学習時間目安は準4級で60~120時間、4級で120~200時間、3級では200~300時間。 |
– 準4級や4級は独学でも可能。中、上級クラスになると発音の習得には中国語の講座が有益。 | |
– 受験者数は3級が最も多く、年間約8,000名。難易度は大学専攻科卒業レベル。 | |
将来性 | – 中国の重要性が高まる中、中国語の実務的な能力は就職や異動において有利。 |
– 中国関連の需要が増加し、将来的な中国語スキルの需要が高まる見込み。 |
結論: 中国語検定(中検)は、日本国内での中国語能力を証明する重要な検定試験であり、ビジネスや留学の分野での活躍に役立つ資格と言える。
合格率
中国語検定 合格率一覧
受験年 | 1級(一次) | 1級(二次) | 準1級 | 2級 | 3級 | 4級 |
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2013年 | 5.0% | 69.2% | – | 24.7% | 35.7% | 57.1% |
2014年 | 3.5% | 76.9% | – | 20.0% | 44.0% | 58.1% |
2015年 | 4.5% | 80.0% | 11.4% | 18.9% | 27.9% | 43.1% |
2016年 | 5.8% | 83.3% | 18.2% | 21.6% | 24.3% | 45.5% |
2017年 | 4.5% | 80.0% | 14.8% | 34.3% | 38.9% | 52.9% |
2018年 | 5.6% | – | – | 36.5% | 41.5% | 56.9% |
傾向と学習法
- 1級(一次): 高難度な試験であり、合格率は低い。読解力・表現力が求められ、学習期間は5年以上。
- 1級(二次): 一次試験を通過した者のみが受験可能。通訳・翻訳能力が問われ、免除効果がある。
- 準1級: HSK6級程度。通訳・翻訳のプロとして活躍できる。一次試験では新聞・雑誌から難しい文章の訳が出題。
- 2級: 実務能力が問われ、短文の中国語訳・長文の部分訳などが出題。合格率にバラつきがある。
- 3級: 基本的な文章の読み書きと、簡単な日常会話が求められる。6月の合格率が高い傾向。
- 4級: 基礎をマスターしたレベルで、大学の第二外国語1年分の程度。発音・単語の理解が必要。
合格率には年度や試験月による変動があり、難易度の高い1級や1級(二次)は特に慎重な準備が必要。しっかりとした学習計画と長期戦の覚悟が必要です。
解答速報
受験生の皆様お疲れ様でした。こちらの記事では試験の解答速報の情報をまとめした。まだ発表になっていない場合もございますが、その際はしばらくお待ちください。
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