元SKE48・山田樹奈被告に有罪判決 詐欺などの罪で懲役1年6月、執行猶予4年に

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為替相場などの値動きを予想して投資するバイナリーオプション(BO)取引の指導料名目で金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われたアイドルグループSKE48の元メンバー山田樹奈被告(23)=愛知県豊山町=の判決公判が二日、名古屋地裁であった。辛島明裁判官は懲役一年六月、執行猶予四年(求刑懲役一年六月)を言い渡した。 辛島裁判官は「組織的な犯行で実行行為を担っており、刑事責任は軽視できない」と指摘。一方、被害者と示談し、家族の支えもあることなどから執行猶予とした。共犯として起訴された同県豊田市の元大学生田口零朗(れお)被告(22)は懲役二年、執行猶予四年(求刑懲役二年)とした。 判決によると、両被告は同県稲沢市の会社役員車館宙生(くるまだちひろむ)被告(25)=公判中=と共謀。昨年一月、名古屋市中区のホテルのラウンジで、山田被告が出会い系アプリで知り合った二十代男性に「稼げるやり方をお渡しできる」とうそを言い、指導料名目で五十万円をだまし取るなどした。

「アイドルをしていたので社会経験なかった」 借金返済のため投資の勧誘役に

 「アイドルをしていたので、社会経験がなかった。周りと同じようなアルバイトや会社員の仕事は無理だと思っていた」。十一月にあった被告人質問で、事件に関与したいきさつを聞かれた山田被告は、か細い声で語った。 十四歳だった二〇一三年から六年間、SKE48のメンバーとして活動。公判を傍聴したファンによると、「気の強い、SKEの中でもやんちゃなイメージ」だったという。 人気は伸びず、グループを「卒業」して間もない一九年二月。危ない話かどうか見極められず、心の隙間を突かれるように誘われたBO取引に手を出した。消費者金融から五十万円を借りて投資分析の資料を買ったが、インターネットで誰もが入手できるような薄い内容で、利益は出なかった。 借金を返すため、次は勧誘役を担うようになった。「元SKE」は封印して架空のトレーダー「ユキ」を名乗り、「二時間で十二万六千八百円の利益が出た」などと会員制交流サイト(SNS)に投稿。優雅な暮らしを演じるのは簡単だったが、詐欺行為から引き返すのは難しかった。「やめようとした同僚が(車館被告から)金銭を要求されていたのを見て、怖くて抜けられなかった」 元アイドルで、現在は芸能人のキャリアアドバイザーとして活動する小阪由佳さん(36)は「若い時から芸能活動をしていると、自分に合った仕事を見つけるのに大変な思いをする。お金の不安はあっても芸能以外の知識に乏しく、トラブルにも遭いやすい」と話す。 山田被告は保釈後に事務の仕事を得た。「自分も働けることが分かった」と語り、「地道に働いて借金を返していく」とやり直しを誓った。反省を認めて執行猶予を選択した辛島裁判官は判決理由を告げた後、こう付け加えた。「普通の生活を送ってください」

引用元

https://www.chunichi.co.jp/article/376558

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