【解答速報】1級管工事施工管理技術検定 2022年9月 正答発表 合格率 合格基準 試験内容 受験生の声 

合格率

■第一次検定

実施年受験者数合格者数合格率
2021年15,8273,79224.0%
2020年13,5314,73835.0%
2019年16,8388,76952.1%

■第二次検定

実施年受験者数合格者数合格率
2021年4,5403,33073.3%
2020年8,2115,01861.0%
2019年10,4315,49252.7%

資格の概要冷暖房設備工事、空調設備工事、給排水・給湯設備工事、ダクト工事、浄化槽工事、ガス配管工事、衛生設備工事などの管工事は、配管工事や設備工事など工事が広い範囲に及ぶため、建設工事の中でも大きな比重を占めています。これらの工事の施工計画を作成し、工程管理、品質管理、安全管理等の業務を行うのが「管工事施工管理技士」です。管工事施工管理技士は、施工管理技士国家資格のうちの1つで、区分は1級、2級があります。・1級管工事施工管理技士
1級の資格取得者は建設業法により特定建設業の営業所に設置が義務付けられている専任の技術者や、工事現場ごとに置かなければならない主任技術者および監理技術者になることができます。管工事会社をはじめとする建設業においては、入札時等には有資格者の人数が大きく影響することもあり、1級管工事施工管理技士は大きな評価を得られる資格になっています。ただ、試験はかなりレベルが高いため、一般には2級を取得してから1級を目指す人が多くなります。有資格者の活躍の場は広く、自ら建設業を開業することもできます。
・2級管工事施工管理技士
2級の資格取得者は、建設業法による一般建設業の営業所に設置が義務付けられている専任技術者や、工事現場における主任技術者となることができます。

(受験資格の取得制度)
・1級管工事施工管理技士の取得者は「建築設備士試験」の受験資格が得られます。
・1級、2級ともに資格の保有者は「社会保険労務士」の受験資格が得られます。
(学科試験免除制度)
下記のいずれかの項目に該当する方は、学科試験が免除となります。
(1)前年度学科試験のみに合格し、実地試験が不合格または欠席の者は、翌年度に限り学科試験が免除され、実地試験を受験できます。
(2)技術士試験合格者
 技術士法による第二次試験のうち、技術部門を機械部門(選択科目を「流体機械」又は「暖冷房及び冷凍機械」及び「流体工学」又は「熱工学」とするものに限る。)、水道部門及び上下水道部門、衛生工学部門又は総合技術監理部門(選択科目を「流体機械」、「暖冷房及び冷凍機械」、「流体工学」、「熱工学」又は水道部門及び上下水道部門若しくは衛生工学部門に係わるものとするものに限る。)とするものに合格した者で、1級管工事施工管理技術検定学科試験の受験資格を有する者。◆ 施工管理技術検定試験に関するニュース
令和3年度 施工管理技術検定の制度改正について
建設業法等の一部改正により、技術検定制度が見直されました。令和3年度以降の技術検定試験においては、第一次検定の合格者には「技士補」の称号が新たに付与されます。このうち、1級技士補については、一定の条件の下で監理技術者の職務を補佐する者(今回の改正により新設)として責任ある立場で活躍できるようになりました。
さらに、第二次検定に合格した者には、これまでと同様に「技士」の称号が付与され、現場の監理技術者や主任技術者等として職務を行うことができるようになります。※改正後 称号付与               
1級 第1次検定 【1級技士補】 第2次検定 【1級技士
2級 第1次検定 【2級技士補】 第2次検定 【2級技士】・1次検定:施工技術のうち基礎知識、能力を有するかを判定
・2次検定:施工技術のうち実務経験に基づいた技術上の管理及び
指導監督に係る知識及び能力を有するかを判定
※第1次、2次検定に求められる水準は現行の制度と同程度
試験方式【2級】
●学科試験
 出題:4肢択一式で52問出題され、40問を解答します。
科目によって選択問題と必須問題に分かれています。特に選択問題は、指定解答数以上解答すると減点になるため注意が必要です。
●実地試験
 出題:「経験記述」1問(必須)と「記述式問題」5問、計6問が出題されます。
すべて記述式問題で解答は簡単明瞭にまとめねばなりません。「経験記述」は施工計画、安全管理、品質管理、工程管理の4つから、どれか1つが指定され、それについて自分の経験した工事をテーマに記述します。また、施工全般は、空調、給排水全般、風道、配管の施工および施工計画、工程表、試運転調整、安全管理および管理体制、建設業法等から出題されます。【1級】
●学科試験
 出題:4肢択一式で73問出題され、60問を解答します。
科目によって選択問題と必須問題に分かれています。特に選択問題は、指定解答数以上解答すると減点になるため注意が必要です。
●実地試験
 出題:すべて記述式問題です。解答は簡単明瞭にまとめねばなりません。
(1)施工全般:空調調和設備、給排水・衛生設備、施工共通の3つの範囲から3問出題されます。その中から1問は必須、残りの2問のうち1問選択で計2問を解答します。
(2)工程管理・法規:工程管理ではネットワークの作成、計算、フォローアップなどから1問、法規からは建設業法、労働安全衛生法等から各1問、計2問が出題されます。そのうち1問を選択解答します。
(3)経験記述:施工計画、安全管理、品質管理、工程管理の4つの中からどれかについて出題され、自分の経験した工事をテーマに記述します。解答は必須になっています。
※合格基準: 学科試験/実地試験 どちらも得点が60%以上の者を合格としていますが、試験の実施状況等により変更される可能性があります。※1級、2級学科試験の分野別科目と(2級出題数/解答・1級出題数/解答)
・一般基礎 (環境/液体力学/熱力学)
   4問/4問(必須)・10問/10問(必須)
・電気・建築 (電気動力一般/建築一般)
  2問/2問(必須)・4問/4問(必須)
・空気設備・衛生設備 (空調・冷暖房・換気・排煙/上下水道・浄化槽・給水・給湯/衛生器具・排水・通気)
     17問/9問(選択)・23問/12問(選択)
・建設設備一般 (配管・風道・消火設備/ガス設備・保温・機材/設計図書)
     5問/5問(必須)・16問/16問(必須)
・施工管理 (施工計画・工程管理/品質管理・安全管理・施工) 
     14問/12問(必須)・8問/8問(必須)
・法規 (建築基準法・建設業法/労働基準法・下水道法/水道法・消防法/労働安全衛生法・その他)
     10問/8問(選択)・12問/10問(選択)
受験資格一級、二級管工事施工管理技士の「受験資格」については、「学歴」や「資格」のほか、「実務経験年数」のなどの取り決めが細かく規定されています。また、平成30年度より、職業能力開発促進法に規定される職業訓練等のうち国土交通省の認定を受けた訓練を修了した者は、受検資格を満たすための実務経験年数に職業訓練期間を算入することが可能となりました。この件も含めて、受験される方は間違いないように十分確認することが必要です。
【施工管理技術検定の概要確認】
 国土交通省公式サイト(施工管理技士になるには)
試験科目試験は「学科試験」と「実地試験」で構成されています。
●学科試験
【2級】科目
・学科試験:一般基礎、電気・建築、空調設備・衛生設備、建築設備一般、施工管理、法規
・実地試験:経験記述、施工全般・法規・工程
【1級】科目
・学科試験:一般基礎、電気・建築、空調設備・衛生設備、建築設備一般、施工管理、法規
・実地試験:経験記述、施工全般、工程管理・法規
●実地試験
1次試験の合格者(前年度含む)または、技術士法による第2次試験のうち該当部門に合格した方で、1級学科試験の資格を有する方が受験できます。
(注)
1.学科試験は択一式。実地試験は記述式が出題されます。
2.実地試験では、実際に施工した現場に関する記述する出題があります。
3.実地試験は、1級は学科試験合格後に後日実施され、2級は学科試験と同日に実施されます。
4.実地試験のみ不合格の場合は、翌年度に限り筆記が免除され実地のみ受験が可能です。
スケジュール●試験実施:【1級】学科 9月上旬 実地12月上旬
       【2級】学科・実地 11月上旬(2級の学科と実地は同日に実施されます)
●申込期間:5月上旬~中旬(約2週間)
●合格発表:【1級】学科 10月上旬 実地 翌年2月下旬
      【2級】学科・実地 翌年2月下旬※令和3年度管工事施工技術検定1級試験日程
令和3年度管工事施工技術検定2級試験日程
試験会場・1級 
札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10地区
・2級 
札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の13地区
受験料・1級 
  学科試験 8,500円   実地試験 8,500円   
・2級 
  学科試験・実地試験 8,500円    
  学科試験のみ・実地試験のみ 各4,250円
資格難易度●難易度
  1級   「B」 普通  
  2級   「C」 やや易 【資格の難易度レベル】
管工事施工管理技術検定は1級でも学科試験は独学でクリアできるレベルですが、試験では必須問題として電気や建築に関する問題も出題されますので要注意です。実地試験は施工管理技術検定試験を受験する誰もが苦手とする「施工経験記述」のハードルが高いので、実地は講習会を受講することで苦手科目を克服することをお勧めします。
一般的に、施工管理技士は日本の建設業において特定業種の技術を認定した国家資格で、施工規模により一級と二級がありますが、資格の難易度を比較すれば、一級舗装施工管理技士と一級建築施工管理技士の難易度レベルが一番高く、次いで一級管工事施工管理技士、その次に一級電気工事施工管理技士でしょう。一級では土木施工管理技士と造園施工管理技士が難易度が低いと思われます。また、一級土木施工管理技士は、試験問題で得意分野を選択することができるため、比較的取得しやすいと考えられていたのですが、技術者数が多くなったため、今後は合格者数を抑制する可能性がありそうです。——————————————–
●合格率  
・令和2年度 2級管工事施工管理技術検定試験結果
  学科試験 合格率62.2% (受験者数12,348名 合格者数7,683名)
  実地試験 合格率43.5% (受験者数12,678名 合格者数5,514名)
※学科のみ試験の受検者数および合格者数含む。
・令和2年度 1級管工事施工管理技術検定試験結果 
  学科試験 合格率 35.0%(受験者数13,531名 合格者数4,738名)
  実地試験 合格率 61.1%(受験者数8,211名 合格者数5,018名)※参考データ
・令和元年度 1級管工事施工管理技術検定試験結果 
  学科試験 合格率 52.1%(受験者数16,838名 合格者数8,769名)
  実地試験 合格率 52.7%(受験者数10,431名 合格者数5,492名)
・令和元年度 2級管工事施工管理技術検定試験結果
  学科試験 合格率65.2% (受験者数13,950名 合格者数9,091名)
  実地試験 合格率44.1% (受験者数13,064名 合格者数5,760名)
※学科のみ試験の受検者数および合格者数含む。
・平成30年度 1級管工事施工管理技術検定試験結果 
  学科試験 合格率 33.2%(受験者数16,473名 合格者数5,471名)
・平成29年度2級 管工事施工管理技術検定試験結果(学科のみ) 
  学科 合格率 55.6%(受験者数825名 合格者数459名)
・平成29年度 2級管工事施工管理技術検定試験結果
  学科試験 合格率59.3% (受験者数12,157名 合格者数7,211名)
    実地試験 合格率40.9% (受験者数14,449名 合格者数5,903名)
・平成29年度 1級管工事施工管理技術検定試験結果 
 学科試験 合格率 44.2%(受験者数17,132名 合格者数7,579名)
 実地試験 合格率 63.2%(受験者数10,158名 合格者数6,421名)
・平成28年度 管工事施工管理技術検定結果 
 1級学科 合格率 49.0% (受験者数16,578名 合格者数8,130名) 
   1級実地 合格率 61.0% (受験者数11,570名 合格者数7,054名) 
   2級学科 合格率 66.2% (受験者数12,886名 合格者数8,528名)
   2級実地 合格率 44.5% (受験者数13,775名 合格者数6,136名)スポンサーリンク

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