愛知県豊田市の小学校で、25日に小学5年生の男子児童が男性教諭に顔を叩かれ、耳の鼓膜が破れるなど全治1か月の重傷を負いました。
市の教育委員会はこの男性教諭の行為を「体罰」と断定しました。この悲劇が起きたのは豊田市立東山小学校です。
豊田市教育委員会によると、25日の午後0時半ごろ、算数の少人数授業の終了後、40代の男性教諭が教室で小学5年生の男子児童に対し、授業の参加態度を指導する過程で、複数回にわたって左耳やほほを平手で打ちました。
男子児童は耳の不調を担任に訴えましたが、保健室での処置を受けるよう指示は受けず、保冷剤を渡されただけで帰宅しました。保護者が話を聞いて医療機関に連れて行くと、鼓膜が破れており、全治1か月の大けがと診断されたとのことです。
これを受けて、教育委員会は男性教諭の行為を「体罰」と認定しました。男性教諭は聞き取りの中で、「自分の感情を抑えられずに愚かな行動をしてしまった。私が100％悪い。子どもの身体的な部分だけでなく心まで傷つけてしまった。子どもとは直接話せていないが、子どもの心を心配している」と述べています。
教育委員会は29日に保護者説明会を予定しています。
| 日付 | 事件内容 |
|---|---|
| 25日 | 愛知県豊田市の小学校にて、小学5年生の男子児童が男性教諭によって殴られ、耳の鼓膜が破れ、全治1か月の重傷を負った。市の教育委員会はこの男性教諭の行為を「体罰」と断定。 |
| 教室での算数の少人数授業終了後、40代の男性教諭が男子児童に対し、授業の参加態度を指導する過程で複数回にわたって殴打。男子児童は耳の不調を訴えたが保健室での処置は受けず、保護者が病院で鼓膜の破れが判明。 | |
| 29日 | 教育委員会は保護者説明会を予定している。 |
