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【集団食中毒発生】京都市中京区「ホテル杉長」で修学旅行生ら106人が腹痛・下痢|ウエルシュ菌検出で営業停止措置
2025年6月13日、京都市保健所は中京区の宿泊施設「ホテル杉長」で大規模な集団食中毒が発生したと発表しました。食事を摂取した中学生ら106人が腹痛や下痢などの症状を訴えており、原因としてウエルシュ菌が検出されています。
これを受けて、保健所は同ホテルに対し6月13日から3日間の営業停止命令を出しました。
🏨 ホテル杉長で起きた修学旅行中の集団食中毒の詳細
◆ 発症のきっかけ
6月9日、**京都市中京区の「ホテル杉長」**から市保健所に「6日から8日に宿泊した修学旅行生のうち、40~50人が腹痛を訴えている」との連絡がありました。
◆ 調査結果
その後の保健当局の調査により、千葉県船橋市立中学校の修学旅行生238人のうち、
- 生徒:97人(男性37人、女性60人)
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教職員等:9人(男性4人、女性5人)
の合計106人が、6月7日午後9時から9日午後10時の間に症状を発症していたことが確認されました。
🔬 ウエルシュ菌による集団感染と判明
保健所が発症者の便を検査したところ、7人からウエルシュ菌が検出され、症状の一致と食事の共通性から「ホテル杉長」で提供された食事が食中毒の原因であると断定されました。
なお、発症した全員が現在は快方に向かっているとのことです。
🍱 提供された食事メニュー(6月6日~8日)
感染源と見られるのは、ホテル内で調理・提供された以下の食事のいずれかです:
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6日夜
- すき焼き、生卵、白飯
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7日朝
- うどん、味噌汁、サラダ、出し巻き卵、赤魚の西京焼きなど
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7日夜
- サバの煮付け、ジューシーハンバーグ、トンテキ生姜焼き、湯葉煮、肉じゃがなど
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8日朝
- シチュー、味噌汁、出し巻き卵、サワラの柚庵焼き など
これらのうち、ウエルシュ菌が繁殖しやすい料理があった可能性が高く、特に加熱後の管理が不十分だった食品が感染源と見られています。
🚨「ホテル杉長」営業停止措置へ|6月13日から3日間
京都市保健所は今回の集団食中毒を重く見て、ホテル杉長に対して2025年6月13日から15日までの営業停止処分を科しました。今後は再発防止に向けた指導や改善策の徹底が求められます。
🧬 ウエルシュ菌とは?食中毒の主な特徴
- 潜伏期間:6〜18時間程度
- 主な症状:腹痛、下痢(発熱はあまり見られない)
- 原因食品:煮込み料理、カレー、シチュー、肉類など
- 繁殖環境:加熱後、長時間放置された料理や再加熱不足の料理
🧾 修学旅行と集団食中毒のリスクとは?
修学旅行などの団体旅行では、一括調理された食事が提供されるため、衛生管理が一箇所でも甘いと大規模な集団感染につながるリスクがあります。
とくにウエルシュ菌のように加熱後の温度管理が重要な細菌に対しては、調理後の保管温度や提供タイミングに細心の注意が求められます。





