
2025年11月23日夜、茨城県坂東市幸田の廃プラスチック加工工場「有限会社 大宇産業」で発生した大規模火災。
11月26日朝の時点で、火災発生からおよそ57時間が経過しましたが、現時点でも公式な「鎮火(完全に火が消えた)」との発表は確認されていません。
なぜこれほど長引いているのか?現場の状況と、長期化する火災に伴う有害物質リスクについて、最新情報をまとめました。
本記事のポイント(11/26 07:00更新)
- 【現状】発生から57時間経過も鎮火の報道なし
- 【原因】なぜ廃プラ火災は数日間も燃え続けるのか?
- 【警戒】風向きの変化と残留する有害ガスへの対策
- 現場周辺の地図とリアルタイム風向き情報
目次
発生から57時間超…長期化する消火活動
火災が発生したのは11月23日 午後10時40分頃です。
消防車10台以上が出動し、懸命な消火活動が行われていますが、丸2日以上(48時間以上)が経過した26日朝になっても、現場では活動が続いています。
⏱️ 経過時間の推移
- 発生:11/23 22:40頃
- 24時間経過:11/24 22:40頃(まだ燃えている)
- 48時間経過:11/25 22:40頃(鎮火報道なし)
- 現在:11/26 朝(発生から約57時間経過)
なぜ「廃プラ工場」の火事は消えないのか?
一般の住宅火災と違い、リサイクル工場の火災がこれほど長引くのには、明確な理由があります。
1. 深部火災(しんぶかさい)の発生
工場内には大量の廃プラスチックが山積みになっています。表面の火を消しても、プラスチックの山の奥深く(中心部)で熱を持ち続けているため、水をかけても中心まで届かず、またすぐに再燃してしまうのです。
2. プラスチックの撥水性と燃料化
多くのプラスチックは水を弾く性質があります。さらに、溶けたプラスチックは石油燃料のように激しく燃え上がるため、通常の放水だけでは冷却が追いつかないケースが多々あります。
過去の類似事例(千葉県や埼玉県のスクラップ工場火災など)では、完全鎮火までに4日〜1週間かかったケースもあります。
【重要】長引く煙とガス…今日の風向きは?
火災が長期化しているため、風向きによって「昨日は大丈夫だったが、今日は煙が来る」という状況が変わります。必ず最新の風向きをチェックしてください。
Source: Windy.com
白い線の流れ(風下)にお住まいの方は、発生から3日目ですが油断せず、窓を閉めてください。
火災現場:大宇産業 坂東工場
現場は、坂東市立飯島小学校から東へわずか400mの場所です。
まだ安心できません:継続的な対策を
火の手が見えなくなっても、くすぶり続ける煙にはダイオキシン類やPM2.5などが含まれている可能性があります。
- 鎮火宣言が出るまでは、不要な換気は避ける
- 洗濯物は部屋干しにする(臭いや微粒子が付着するため)
- 外出時はマスク着用を継続する
FOREST LIFE 編集部では、消防・自治体から「鎮火」の発表があり次第、速やかに情報を更新します。







