FNS歌謡祭2023の司会に相葉雅紀の起用が物議を醸す
ジテレビは27日に通常の社長会見を開き、『SMILE-UP.』(旧・ジャニーズ事務所)のタレントの番組起用について説明しました。年末放送の恒例音楽特番『FNS歌謡祭』では、嵐の相葉雅紀さんが例年通り司会を務めることを発表しました。
今回の会見では、毎年大晦日に行われる東京ドームでの旧ジャニーズのカウントダウンコンサート(通称:カウコン)について、「イベント自体の開催可否は不明であり、年末年始の番組編成の都合上、イベントが行われても放送しない」という声明を出しました。
また、年末年始特番における旧ジャニーズの出演に関しては、『FNS歌謡祭』での相葉雅紀さんの司会起用は2019年から5年連続で行われたことを明らかにし、他のジャニーズグループの出演は未定であると述べています。
さらに、明石家さんまさんと木村拓哉さんによる正月特番『さんタク』や、ジャニーズから独立した嵐の二宮和也さんが出演する『二宮ん家』も放送予定であることが明らかにされました。これについて、「ジャニーズ側も多方面で改革を進めており、協議も行われており、総合的な判断を下した」と説明しています。
この発表を受けて、ネット上ではさまざまな声が上がっています。ジャニーズ関連番組への配慮が続いているとの批判や、司会者起用に関する疑問、さらにはフジテレビの対応に対する不満など、多様な意見が寄せられています。
このような動きの中で、ジャニーズ事務所の性加害問題が取り沙汰され、『NHK紅白歌合戦』におけるいわゆる“ジャニーズ枠”の存在が消滅し、今年の出場は2組またはゼロの可能性があることも指摘されています。
ジャニーズ問題でカウントダウンライブ2023が今年中止に?
一方で、ファンたちはカウコンへの出演に期待を寄せていますが、現時点では開催について具体的な情報は提供されていません。今年のエージェント会社の設立やタレントとの契約の問題などが重なり、カウコンが中止となる可能性も考えられます。
『FNS歌謡祭』での相葉雅紀さんの司会起用には賛否両論がありますが、今年の状況を踏まえ、来年の起用にも注目が集まるでしょう。