11月14日午後1時半ごろ、札幌市で発生した事故で、走行中の軽乗用車から外れたタイヤが4歳の女の子に直撃し、女の子は意識不明の重体となりました。この事故に関連し、車の整備を依頼されていた男が逮捕され、取材に応じました。
逮捕されたのは、札幌市の会社員である若本豊嗣容疑者（49）です。16日午前9時に過失運転致傷の疑いで送検されました。若本容疑者はフードをかぶり、うつむきながら警察の調べに応じ、「事故前にハンドルのブレを感じていた。車に違和感があった」と供述しています。
事故の直前には、若本容疑者が車で旋回し、タイヤ周りを確認する様子が防犯カメラに記録されていました。若本容疑者は知人の車を整備し、その後、知人と一緒に事故が発生した場所を走行していたとみられています。
取材に応じた整備を依頼した知人男性は、「今は心の余裕がない。娘さんのことだけです」と泣きながら話しました。若本容疑者の親族は、「昔、サッシ工や整備工をやっていた。車いじりは好きな人。（自宅に）改造車が置いてあるのは見たことがある」と述べました。
16日午後2時半ごろ、捜査員たちは若本容疑者が事故直前に車を整備していたとみられる建物に家宅捜索に入りました。警察は、若本容疑者が車の不具合を感じながらも運転を続けた可能性を調査しています。
