管理業務主任者資格について
資格名
管理業務主任者
資格の種類
国家資格
主催者
社団法人高層住宅管理業協会
資格試験の概要
管理業務主任者は、マンションの管理の適正化の推進に関する法律制定に基づき、マンションの委託契約や管理事務の報告などを行い、良好な居住環境を確保することを目的とした国家資格です。不動産業の中で、「管理」は管理業務主任者のみが行うことができる独占業務とされています。管理会社は国土交通省への業登録時に、専任の管理業務主任者の選任が義務付けられています。
取得手続き
管理業務主任者になるためには、管理業務主任者試験に合格し、管理業務主任者として登録し、管理業務主任者証を取得する必要があります。合格後、国土交通大臣の登録を受けるためには、2年以上の実務経験が必要です。実務経験が2年に満たない場合は、登録実務講習を受講し、修了試験に合格することで要件を満たすことができます。
登録実務講習
登録実務講習は、全国8都市で年2回開催され、法律や実務に関する講義と修了試験が含まれています。受講は任意ですが、実務経験がない場合は登録実務講習を受講することが求められます。合格基準は6割以上で、不合格でも管理業務主任者試験の合格履歴は保持され、次回以降の受験が可能です。
合格率と難易度
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|——–|———-|———-|———-|
| 令和3年 | 16,538 | 3,203 | 19.4% |
| 令和2年 | 15,667 | 3,739 | 23.9% |
| 令和元年 | 15,591 | 3,617 | 23.2% |
| 平成30年 | 16,249 | 3,531 | 21.7% |
| 平成29年 | 16,950 | 3,679 | 21.7% |
| 平成28年 | 16,952 | 3,816 | 22.5% |
管理業務主任者試験は合格率約19.4%で、難易度は「B」（普通）とされています。資格の難易度は宅建や簿記に比べると低めですが、法律の知識が必要なため、関連する経験や知識があると有利です。基礎的な知識をしっかり理解し、過去問を活用することが合格の鍵とされています。
試験科目
試験科目は以下の5つで構成されており、法律や建築構造、管理事務に関する知識が求められます。
- 委託契約に関する法律
- 管理組合の会計
- 建物の維持又は修繕に関する企画や実施
- マンションの管理の適正化の推進に関する法律
- 管理事務の実施
スケジュール
試験は年1回、通常12月第1日曜日に実施され、受験資格に年齢・性別・学歴の制限はありません。試験実施後、合格発表は1月下旬頃です。
解答速報
受験生の皆様お疲れ様でした。こちらの記事では試験の解答速報の情報をまとめした。まだ発表になっていない場合もございますが、その際はしばらくお待ちください。
https://www.lec-jp.com/mankan/juken/
