太宰の故郷を巡る旅!観光スポット*国指定文化財『斜陽館』青森県五所川原金木

太宰治の生家『斜陽館』


太宰治記念館「斜陽館」は、太宰が生まれる2年前の明治40年(1907)、父・津島源右衛門によって建てられた豪邸です。和洋折衷・入母屋造りの建物は、米蔵にいたるまで青森ひばが使用され、どっしりした重厚感が特徴となっています。国の重要文化財建造物に指定され、明治期の木造建築物としても貴重な建物。
 太宰はここで、家の商売や自らの立場を感じ、兄弟の間にも存在する身分の差を実感。親代わりの叔母きゑ、子守のタケとの出逢いと別れを経験し、成長していきました。 蔵を利用した資料展示室には、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡などのほか、初版本や外国語の翻訳本も展示されています。
 ビデオ作品を鑑賞することもでき、「太宰と揺籃の地 津軽」「旧津島邸『斜陽館』復元修復工事記録」を上映。
 斜陽館は幼少期の太宰に出逢える貴重な場所であり、太宰作品にちりばめられた、さまざまな場面を回想することができます。

出典 https://dazai.or.jp/modules/contents/class-a01.html より引用

日本建築の伝統的な屋根の形で、城や神社・仏閣などで多く見られる入母屋造りの建物はいかに津島家が裕福であったかを象徴しています。

広大な敷地に建つ大豪邸の中身とは

一階は和式建築、庭園や囲炉裏、段差がある座敷は位の違いを差別するもので、子守役、お手伝いさんなどは敷居をまたぐことができなかったそうです。

土間を抜けた先には吹き抜けスペースが

風情があり、襖や屏風などどれも美しいものばかり。

仏間を含む四つの座敷のふすまを外すと、63畳の大広間になるそうです。

太宰は幼少期、裕福な家庭にコンプレックスを持っていたようですが、この時代では考えられないほどの大豪邸です。誰もが羨んだのではないでしょうか。

二階に足を運ぶと一階とは違い、洋風建築となっていました。この和洋折衷の建築は名棟梁堀江佐吉の設計だそうです。

廊下のきしむ音、動かなくなった振り子時計、現代ではあまり見られないおしゃれな照明、太宰が過ごした当時の空間を感じることができました。

二階には、吹き抜けや開けた場所があり、庭園を眺めることができます。太宰はここから景色を眺めていたのでしょうか。気持ちのいい風が建物を巡って、夕涼みが気持ちよかったです。

太宰が愛したラーメン

 

 

 
 
 
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太宰治の大好物だったという「若たけ汁」を模した「太宰らうめん」

斜陽館の向かいにある観光物産館マディニーで味わうことができます。

信越、東北地方、北海道地方でしか取れない根曲り竹をふんだんに使い、わかめもたっぷり入っている塩味スープのラーメン。食べ進むと器の中に太宰の言葉が…!!遊び心があるサービスですね♫

ほかにも「ミニ太宰丼」や「若生(わかおい)のおにぎり」など生家で食してきたご飯も提供されています。

太宰治の人生を巡るにはまだまだ時間が足りませんでしたが、少しでも感じ取ることが出来た様な気がしました。斜陽館の他にも金木町には太宰治のルーツがたっぷり詰まっています。また改めて、訪れたいと思います。

●太宰治記念館『斜陽館

住所〒037-0202 青森県五所川原市金木町朝日山412-1
開館時間5月~10月 8時30分~18時00分
11月~4月 9時00分~17時00分
TEL0173-53-2020
WEBhttp://www.kanagi-gc.net

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